ポルシェ無料診断

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ニュルブルクリンクでの「仕返し」
2018.12.08

「モータースポーツの聖地」といわれる、ドイツのニュルブルクリンクに初めて行ったのは15年ほど前のことです。

 

ニュルの24時間レースに参加する日本人のポルシェチームのメカニックとして参加しました。メカニックとしての豊富な経験と人のつながりなどがないと、なかなかいくことができないのですが、幸いにして、何年もお声をかけていただきました。

 

以前のブログ記事でも触れたように、ニュルブルクリンクは、ドイツの北西部ラインラント=プファルツ州の風光明媚なアイフェル地方にあるサーキット場ですが、丘陵地帯に作られていますので、コースは高低差が大きくて、とても変化に富んでいます。また、道幅が狭いうえに、山間部特有の気候のため、一日のうちに晴天やにわか雨、霧などさまざまな天気に遭遇することがあります。

 

それでも、初参加のレースは、200台以上が参加した中、総合で12位の成績を収めることができました。レースの最中に、私たちのチームの車がトップ争いをしていた優勝候補のポルシェチームとぶつかってしまったので、40分ほどロスしてしまいました。これがなければ、初参加で優勝していたのではないかと今でも思っています。

 

この時の接触事故が原因で、優勝候補だったポルシェチームはリタイアしました。よほど悔しかったのかどうかわかりませんが、次の年は、そのチームに車を当てられて、きっちりとそのお礼(仕返し)をされました(笑)。

 

 
 
 

ポルシェを修理するエンジニアの手
2018.12.03

先日、トヨタ自動車の東富士研究所の小宮山さんがお忙しい合間をぬって、よくムラタチューンに訪ねてきてくださるということを書かせていただきました。

 

多くの方がご存知のように、東富士研究所は、トヨタの最新車両やレーシングカーの開発が行われている、世界の自動車開発における最先端の現場のひとつです。そこで小宮山さんは、F1やル・マン24時間レースに参戦するトヨタの車のエンジンを担当されてきたのです。

 

その小宮山さんから教えられたのは、修理やチューンアップの際に徹底的に細かく測定することの大切さです。ポルシェのように性能の高い車であればあるほど、この細かい測定が大事なのです。ムラタチューンの測定がとても細かいのは、そうした理由があります。

 

「細かい」ということでいうと、昨日お世話になっている方々と食事をしているときに、ある方が私を紹介するときに、おっしゃっていたことが興味深かったそうです。それはどういうことかというと、私の手が「普通の人間と違う」とおっしゃるのです(笑)。

 

「この人の手は、普通の人なら全然触れないような熱い飲み物が入った湯飲みも簡単に持てるんだ。それだけ、手の皮が分厚いのだけれど、車の部品、例えば、シリンダーの内側の傷を手触りで見つけるんだ。その傷というのは時には、髪の毛の太さの10分の1ほどの深さしかないんだ。そんな分厚い手でどうしてわかるんだろう」

 

そういわれても、私にも答えようがありません(笑)。

 

 

 

 

964 クーリングファンプーリーの変形
2018.12.02

964のクーリングファンの取り外しを行なったところ、ファンプーリーに変形が見受けられました。

 

画像の通り、このプーリーは二枚重ねで使用し、中のシムの枚数を変えることで、ベルトの張りを調節できる仕組みになっています。

 

ストレートエッジを当てて確認した様子です。反対側から光を当てているのですが、変形している為、光が漏れているのが分かります。
このように接触面が変形していると、当初想定していたシムの厚さよりもプーリー溝の幅が広く取られてしまい、ベルトの張力を適切に調整することができなくなります。その結果、ベルトの伸びが発生した際に調整範囲を超えてしまい、プーリーとベルトの滑りが発生し、異音を発生したりベルトが摩耗したりします。

変形と聞くと、組み付けミスを連想する方が多いと思いますが、この場合は製造時の加工や仕上げ手順に問題があったと考えられます。
このような薄肉の部品は、金属板に型を押し付けて打ち抜く手法で製造されています。恐らく、型の設計が悪く打ち抜き時の力で変形したのでしょう。最近製造されたプーリーによく見受けられます。

一度変形させた金属は加工硬化しており、かつこのように小さな部品ですと固定して曲げ直すのも容易ではありません。
また、汎用旋盤で接触面をさらうのも固定が難しいことから、今回は平面を出したブロックに紙やすりを貼り付け、接触面の平面を出しました。
中心軸に対して平面が直角でない!との意見があるかもしれませんが、この部品の精度やベルトのプーリーに用いる用途から鑑みて充分な手法だと判断します。

 

接触面を改善する事ができました。
洗い油で洗浄し組み付けます。


他にも様々なトラブルが発見されたので、後日紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

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トヨタの尊敬するエンジニア
2018.11.28

以前に、ポルシェ社のテストドライバーの方など、ドイツ人の方たちが仕事で来日されるときに、ありがたいことに、東京スカイツリーの近くにあるムラタチューンにもわざわざ顔を出してくださるということを紹介させていただきました。

 

そのようなありがたい方々の中には、もちろん日本人の方もいらっしゃいます。トヨタ自動車の研究開発の拠点、東富士研究所の小宮山さんもそのお一人です。小宮山さんと初めてお会いしたのは、ドイツのニュルブルクリンクでした。ニュルの24時間耐久レースに参戦する日本人チームが乗るポルシェのメカニックとして私が現地に行った時のことです。

 

それから、随時と年月が経過したと思いますが、いまでも親しくお付き合いさせていただいています。小宮山さんはル・マン24時間レースに参戦するトヨタの車のエンジンを担当されていたりして、とてもお忙しい方ですが、その合間をぬって年に5-6回はムラタチューンを訪ねてきてくださっています。

 

小宮山さんは、F1(フォーミュラー1)をやってこられ、ル・マンもやってこられたので、意見交換を通じて、チューンアップや修理に関しる多くの刺激や学びをいただいています。

 

皆さんがすでにご存知のように、トヨタは今年6月の第86回ル・マン24時間レースで優勝を果たしました。通算20回目の挑戦で悲願を果たしたわけですが、トヨタがル・マンで悲願を達成したと聞いたときは、私も小宮山さんの苦労が報われたと思って、うれしかったです。




 

カイエン ブレーキバキュームラインの亀裂
2018.11.26

最近、カイエンでこんなトラブルが多く見受けられます。

 

この部品は、ブレーキの効きに大きく影響するもので不具合が生じると、ブレーキの効きが弱くなり、重大な状態に陥りかねません。ご覧のとおり、取り付け部分に亀裂が生じています。

この部品の用途を説明する前にまず、ブレーキシステムの説明からさせていただきます。
油圧を用いる自動車のブレーキシステムの場合、以下の部品が必要になります。

 ・マスターシリンダ : 運転手がブレーキを踏み込む具合を油圧系統に伝達する部品
 ・ブレーキホース : マスターシリンダからブレーキキャリパの間を油圧系統で繋ぐ部品
 ・ブレーキキャリパ : 油圧によってピストンが押し出されブレーキパットをローターに押し付ける部品。
 ・ローター : ホイールと一緒に回転し、ブレーキを制動させる為にパッドを押し付けられる部品
 ・ブレーキパッド : ローターに摩擦抵抗を加える部品

この部品だけでは、パッドをローターに押し付ける力はマスターシリンダの踏み込み力に依存し、重い車体を制動させるには不十分です。
そこで車には、マスターバックと言われる装置でエンジンの吸気圧力でマスターシリンダにさらに大きな力をかけて制動力を向上させています。

今回亀裂の入った部品は、エンジンからマスターバックに負圧を伝えるホースです。
マスターバックに負圧がかからなくなったら、ブレーキペダルを踏み込んだ力のみでブレーキを制動しなければなりませんので、倍力装置としてマスターバックが必要になります。
 
といった理由からとても危険な事例を紹介しました。樹脂でできたホースなので、高温化におかれるエンジンルームでは少々厳しい環境になるため、定期点検が重要になります。

弊社で点検を行い、バキュームラインの亀裂が見つかった場合、入庫状況にもよりますが比較的短期間で修理することが出来ます。

ご来店お待ちしています。
 

 

 

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