ポルシェ整備 エンジンルーム外のバッテリー(カイエンS)
2014.01.03
エンジンルーム以外にバッテリーが搭載されている車種とご紹介致します。
通常、バッテリーはエンジンルーム内に収められていることがほとんどです。
本日は、ポルシェ カイエン Sです。
ポルシェ カイエン(全車種)は前列、左側シート下に搭載されています。
では、ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合はどうするのでしょうか?
そのため端子がエンジンルームの中にあります。
写真奥の端子がプラス、手前がマイナスの端子となっています。
ポルシェ整備 給油口からガソリンの臭いがしたら
2014.01.02
どの車種のポルシェにも必ず取り付けられてる
ガソリンタンクの給油口キャップの劣化をご紹介いたします。
写真は車体から取り外して裏側を見た給油口キャップです。
黒い部分は密閉性を保つためのゴム製のOリングとなっています。
Oリングをよく見るとひび割れが確認できます。給油の度に開閉され変形し、
また経年劣化によりゴムが硬化するとこのようにヒビ割れを起こします。
このヒビ割れ部分からガソリン漏れが発生しているポルシェをたまに見かけます。
ガソリンを満タンにし、キャップを閉めて少し待ったあとまだガソリンのニオイが残っている場合、
ガソリンが漏れている可能性があります。もしガソリンのニオイがした場合は、一度点検されてみてはいかがでしょうか。
ポルシェ整備ブログ 新年のご挨拶 2014
2014.01.01
お健やかに佳き春をお迎えのこととお慶びを申し上げます。
昨年、ムラタチューンをご愛顧下さいました皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
村田正明はじめ社員一同今年も更にお客様にご満足頂けるポルシェの整備にひたすら精進して参ります。
どうぞご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ムラタチューン 一同
ポルシェ整備 993ターボ 深刻なトラブルに繋がるドライブシャフトの破損
2013.12.31
本日は、ポルシェ 993 ターボのドライブシャフト破損の修理をご紹介いたします。
ドライブシャフトは、エンジン・トランスミッションからの動力をタイヤに伝える重要なパーツです。
走行中は常に大きな力を受けているため、消耗品のひとつとなります。
メンテナンスせず、使用し続けると最悪の場合、シャフトが折れ重大なトラブルにつながります。
ドライブシャフトは、デフ側(写真左・トランスミッション側)は分解・交換することができますが、ハブ側(写真右・ホイール側)は分解することができないため、ドライブシャフトごとアッセンブリー交換となります。
ポルシェ整備 964〜993エンジン 空冷エンジンの進化 その3
2013.12.30
引き続き、ポルシェ964とポルシェ993のエンジンの違いからエンジンの進化をご紹介します。ポルシェ964とポルシェ993のエンジンでは、ロッカーシャフトのカムハウジングへの固定方法も異なります。
ポルシェ964はシャフトの両端をボルトで締めることで、シャフト両端の太さが増してカムハウジングとの隙間を埋め、固定されます。
一方のポルシェ993はボルト2本でカムシャフトに直接固定されます。
このようにカムハウジングからロッカーシャフト、ロッカーアームの小さな部分を比較しても964から993へより効率的になるようエンジンが進化しているのがお分かり頂けたかと思います。