新着情報

ポルシェ整備 964 アライメント調整を行うテンションプレート
2013.06.10


ポルシェのアライメント調整を行うテンションプレートをご紹介します。

ポルシェ 964のテンションプレートはリアタイヤの内側、アップライトと車体を繋ぐように取り付けられています。アライメント調整できるようにボルト穴が複数空いているのがご確認いただけます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


お客様が持ち込まれたポルシェ 964から取り外したテンションプレートです。

ポルシェ 整備


車体側に固定するピローボール部分をご覧ください。ゴム製のダストブーツが劣化してひび割れ、塵が点いていることがお分かり頂けるかと思います。トラブルが発生する可能性が非常に高いのは明らかです。

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テンションプレートは、ピローボール部分だけを交換することはできませんので、テンションプレートごとのアッセンプリー交換となります。しかしながら、テンションプレートは非常に高価なパーツのため、交換が必要な場合はお客様に詳細をご説明を行った上で、テンションプレートの交換を行います。

ポルシェ整備 993 タイロッドの経年劣化の症状例
2013.06.09


タイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。

以前もご紹介したことのあるタイロッドは、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロットには、経年劣化による性能低下がみられました。

ポルシェ 整備

まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。

ポルシェ 整備

続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。

ポルシェ 整備

この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。

ポルシェ整備 986ボクスター オイルフィーラーネックのオイル漏れ
2013.06.08


ポルシェ 986 ボクスターのオイルフィラーネックからのオイル漏れ修理です。ポルシェ 986 ボクスターはエンジンが車体の真ん中にあるミッドシップレイアウトのポルシェです。



ポルシェ 986 ボクスターのエンジンオイルの給油口がリアのトランクの中にあり、給油口からエンジンまでは
長い管で結ばれています。この長い管がオイルフィーラーネックです。

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オイルフィーラーネックのつなぎ目部分からオイル漏れを起こすことが非常に多いパーツです。
またエンジン上部をオイルフィラーネックが通っている(写真参照)ため、漏れたエンジンオイルがエンジンルーム内に溜ってしまい、オイル漏れが発見しにくい箇所です。

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ポルシェ整備 FRポルシェ 968と928の比較
2013.06.07


共にフロントエンジンにエンジンが搭載され、リアタイヤが駆動するFRポルシェ「ポルシェ 968」と「ポルシェ 928」のエンジン比較をご紹介いたします。


写真は、「ポルシェ 928」のエンジンフードを開けたところです。8つの気筒を持ったV8エンジンが搭載されています。

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一方の「ポルシェ 968」には直列4気筒エンジンが搭載されています。

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直列4気筒という名称のエンジンですが、写真からもお分かり頂けるように実際には垂直ではなく気筒が若干傾いて搭載されています。

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このことから「ポルシェ 928」に搭載されているV8エンジンを半分に切って、「ポルシェ 968」に搭載しているんではないか?という話もよく聞かれますが、実際には、両車のエンジンはまったく別のものとなり構成するパーツもほとんど同じものはありません。

ポルシェ整備 993 スラントゴムとラックブーツの交換
2013.12.01

ポルシェ993のステアリングラックです。スラントゴムとラックブーツの交換を行います。


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スラントゴムは、ステアリングを切るとゴム自体が寄れてステアリングを支える支点になる非常に重要なパーツです。スラントゴムが劣化してしまうと異音やステアリングを切った際にハンドルが切りにくくなるなどの症状が発生します。




一方ラックブーツは、オイルで満たされたステアリングラックの中に塵が侵入するのを防止するパーツです。

車体下のこの部分は非常に塵が入りやすく、ラックブーツが劣化してしまうと大量の塵がステアリングラックの中に入り、ステアリングラックを痛めてしまいます。




ステアリングラックは非常に高価なパーツのため、壊れてしまうと修理費が高額になってしまいます。「予防整備」という観点からも早めの交換をおすすめしています。