ポルシェ整備 964 エンジン バルブリテーナーのクラックチェック 2013.06.30
ポルシェ整備 993 カレラS ホーンが鳴り止まない症状の原因 2013.06.29
ポルシェ 993 カレラSのホーンが鳴り続けるトラブルです。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 993 カレラSは一度ホーンを鳴らすと音が鳴りやまなかったり、
症状が酷い場合は、ホーンを押していないにも関わらず車の振動で音が鳴るような状態になっておりました。
ハンドルを開けて原因を探ったところ、ハンドルの中にある「ホーンパッドプレート」が原因であることがわかりました。ホーンパッドプレートはエアバック付のポルシェにあり、写真のようにハンドルの中に取り付けられています。
ホーンパッドプレートを裏返して写真を撮りました。
ハンドルに固定される部分がゴムブッシュになっており、ハンドルを押すとホーンパッドプレートが奥に向かって押し込まれ、裏側に付いた電極と車体側についた電極が触れ合って、ホーンが鳴る仕組みとなっております。
今回のポルシェ 993 カレラSはゴムブッシュの部分が劣化しており、ちょっとした振動で電極同士が触れ合う状態になっておりました。
エアバック付の車で、同様の症状がみられる場合はホーンパッドプレートのトラブルの可能性が高いと思われます。一度点検に出されてみてはいかがでしょうか。
症状が酷い場合は、ホーンを押していないにも関わらず車の振動で音が鳴るような状態になっておりました。
ハンドルを開けて原因を探ったところ、ハンドルの中にある「ホーンパッドプレート」が原因であることがわかりました。ホーンパッドプレートはエアバック付のポルシェにあり、写真のようにハンドルの中に取り付けられています。
ホーンパッドプレートを裏返して写真を撮りました。
ハンドルに固定される部分がゴムブッシュになっており、ハンドルを押すとホーンパッドプレートが奥に向かって押し込まれ、裏側に付いた電極と車体側についた電極が触れ合って、ホーンが鳴る仕組みとなっております。
今回のポルシェ 993 カレラSはゴムブッシュの部分が劣化しており、ちょっとした振動で電極同士が触れ合う状態になっておりました。
エアバック付の車で、同様の症状がみられる場合はホーンパッドプレートのトラブルの可能性が高いと思われます。一度点検に出されてみてはいかがでしょうか。
ポルシェ整備 996 カレラ 足回りの修理 アップライトへの組み付け 2013.06.28
ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。ハブベアリングのアップライトへの組み付けを行います。
ハブベアリングは、ホイールを固定するセンターハブとアップライトの間に組み付けられており、ホイールをスムーズに回転させながらも、しっかりと車体に固定することができる仕組みとなっています。
組み付けにはヒートガン等を使ってアップライトに十分な熱を加え、組み付け部をハブベアリングの直径以上に熱膨張させます。アップライトの温度が下がると金属が収縮し、自然にハブベアリングを締め付けるため、強固に固定することができます。
ポルシェ整備 996 足回りの修理 スタビリンクの交換 2013.06.27
引き続き、ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。アップライトとショックアブソーバーを固定する「スタビリンク」の交換を行います。
スタビリンクは、サスペンションとショックアブソーバーを繋ぐ棒状のパーツです。スムーズに動く様、上下の取り付け部分はボールジョイントになっております。
ボールジョイント部分はゴムブーツでシールされておりますが、経年劣化でブーツが破れる等してボールジョイントが正常に働かなくなり、トラブルが発生しやすい箇所のひとつです。
ボールジョイント部にトラブルが起こると走行時にガタガタという振動や異音が発生します。
トラブルが起こったスタビリンクは新品に交換いたします。
ポルシェ整備 996 足回りの修理 ベアリング交換 2013.06.26
引き続き、ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。昨日紹介したバンプラバーの上部、アッパーマウント下に取り付けられているベアリングの交換を行います。
このベアリングがあることによって、ハンドルを切るとアップライトに同調してショックアブソーバー自体が動き、スムーズにハンドルを切ることができます。
ベアリングは、
・中にグリスが入っており、年月が経過すると硬くなってしまう。
・走行中のタイヤハウジング内には非常に多くの塵や埃が舞っており、それがベアリングの中に入る。
ことにより、年月が経つと正常な働きを行えなくなってきます。
従いましてショックアブソーバーなど足回りを交換する際には、一緒に交換することが多いパーツです。
明日に続きます。