新着情報

ポルシェ整備 928 スロットルセンサーが原因のエンジントラブル その2   
2016.07.31

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。

ポルシェ 928のエンジンルームです。今回、問題があった「スロットルセンサー」は写真のインテークマニホールドの下にあります。したがいましてスロットルセンサーを取り外すためにはインテークマニホールドを取り外す必要があります。

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インテークマニホールドやスロットルセンサーなどを取り外した状態の写真です。


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ムラタチューンではトラブルに直接関係ない箇所であっても、
一旦車体から取り外したパーツは必ず分解・洗浄を行っております。


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明日に続きます。

ポルシェ整備 928 スロットルセンサーが原因のエンジントラブル その1   
2016.07.30

ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。

お客様が持ち込まれたポルシェ 928は走行時は問題ないものの、
停車時などでアイドリング状態が維持できず、エンジンが止まってしまう症状が発生しておりました。


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調べてみるとアクセルがどれだけ開いているかをコンピューターに送る
「スロットルセンサー」に問題があることがわかりました。

ポルシェ 928のスロットルセンサーはアクセルが全開か全閉の2つの状況で、
コンピューターに信号を送る仕組みになっています。

ですが、今回のスロットルセンサーは全閉時にコンピューターに送るべき信号を出しておらず、
その結果エンジンが止まってしまう症状が発生しておりました。

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明日に続きます。

ポルシェ整備 964 カレラ2 オイルタンク周辺からのオイル漏れ   
2016.07.29

ポルシェ 964 カレラ2 オイル漏れの修理をご紹介します。

今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2は右リアタイヤ前にあるエンジンオイルタンクの周辺からオイル漏れしておりました。

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写真の金属製のパーツが黒くオイルで汚れていることから、この周辺からオイル漏れしていることが判断できます。

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この金属製のパーツは、エンジンオイルタンクから右フロントタイヤ前に設置されたオイルクーラーにつながるオイルラインとの間にあるオイルサーモスタッドハウジングです。
パーツを車体から取り外して洗浄し、正確なエンジンオイル漏れ箇所を特定します。

ポルシェ整備 964 カレラ2 異なる素材の接合部の経年劣化  
2016.07.28

ポルシェ 964 カレラ2 ブロアモーターを固定する取り付け部の修理をご紹介します。

ブロアモーターはエアコンの送風ファンを回すモーターのことで、ポルシェ 964 カレラ2では、インテークマニホールドに固定されています。

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樹脂でできたインテークマニホールドにはブロアモーターを固定するためのボルトを挿入する金属が埋め込まれています。

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お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2は、ボルトを挿入する金属がインテークマニホールド側の樹脂を
舐めてしまい、樹脂から外れてしまっている状態でした。

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外れたボルトを挿入する金属に強力な接着剤を塗布し、インテークマニホールド側の樹脂から再び外れないように組み付けました。

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ポルシェ整備 964 燃圧を一定に保つフューエルプレッシャーレギュレーターの紹介    
2016.07.27

ポルシェ 964のフューエルプレッシャーレギュレーターのトラブルをご紹介します。

フューエルレギュレーターは、燃圧を一定に保つためのパーツで中にゴムの膜があり、そのゴムの下側に燃料、上側がインテーク側に繋がっており、互いの圧力で燃圧を制御しています。

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お客様の持ち込まれたポルシェ 964は、温感始動時にエンジンがかかりにくい症状が発生しておりました。

フューエルレギュレーターを調べてみるとフューエルレギュレーターの中のゴムが破れていてることがわかりました。燃料側とインテーク側とを隔てるゴムが破れていたため、インテークマニホールド側に燃料に燃料が送られ、インテークを通じて余分な燃料がエンジンに送られていました。

それにより想定された量に比べて燃料が濃くなり、特に高温下でのエンジンがかかりにくい症状につながっておりました。

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