新着情報

ポルシェ整備 964カレラRS オイルホースの修理・交換と加工   
2016.11.30

ポルシェ964 カレラRSのオイルクーラーの追加と同時にオイルタンクから右フロントのオイルクーラーまでを繋ぐ オイルホース・オイルパイプの交換を行います。

 
ポルシェ 整備

オイルホースはゴム製、オイルパイプは金属で できており、一体成型のパーツとなります。通常の交換ですとオイルホース・オイルパイプすべて(右リアタイヤ前のオイルタンクから右フロントタイヤ前のオイルクーラーまで)を交換しなければいけません。

オイルホース・オイルパイプが一体成型のためパーツ自体が高価なこと、またゴム製のオイルホースが劣化していてもオイルパイプはそのまま使用できる場合があるので、オイルホースのみを耐久性の高いステンメッシュホースに交換することをおすすめしています。
 
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ただ、オイルホース・オイルパイプは元々一体成型のパーツのため、オイルホースのみを交換・加工は非常に高い技術が必要となります。

ポルシェ整備 996・足回り 振動・異音の発生原因の一例    
2016.11.29

本日は、ポルシェ 996 カレラの足回りの「スタビリンク」の交換をご紹介いたします。


スタビリンクとは、下記写真のようにサスペンションとショックアブソーバーを繋ぐ棒状のパーツのことで、スムーズに動く様、上下の取り付け部分はボールジョイントになっております。
 
ポルシェ 整備


ボールジョイント部分はゴムブーツでシールされておりますが、
経年劣化によってブーツが破れる等してボールジョイントが正常に働かなくなり、
トラブルが発生しやすい箇所のひとつです。
 
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ちなみにボールジョイント部にトラブルが起こると走行時にガタガタという振動や異音が発生しますので、
もし愛車のポルシェからそのような振動や異音を感じた場合は、まず点検に出されることをオススメいたします。

ポルシェ整備 964・エンジン バランスよくスムーズにエンジンを回すための加工  
2016.11.28

ポルシェ 964エンジンの個々のピストンの重量合わせをご紹介いたします。


ピストンの重量は、エンジンをバランスよくスムーズに回すためには、
すべてのピストンが同じ重量であることが望まれます。

そのため、予め定められたピストンの重さを基準にして、その他のピストンを削ります。
写真は、ピストンの裏面を削っているところです。
 
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ただピストンのどこを削ってもよいというわけではありません。

ピストンの燃焼室側を削るとエンジンの圧縮比が変わってしまうため、
ピストンの裏側など、機能や性能に影響のない部分を削っていきます。
 
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ポルシェ整備 928・エンジン アイドリング状態が維持できないエンジン不調 その3    
2016.11.27

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
今回、問題があった「スロットルセンサー」を分解しました。
 
ポルシェ 整備


アクセルを踏んだ時、その開度に合わせてスロットルセンサーの中央が回転仕組みとなっており、
全閉時にはマイクロスイッチを。全開時には、接点同士が触れ合う仕組みになっております。
左が全閉時、右が全開時の写真となります。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


分解してみると全閉時のマイクロスイッチが正常に働いていないことがわかり、
トラブルの原因がはっきりとわかりました。
 
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ポルシェ整備 928・エンジン アイドリング状態が維持できないエンジン不調 その2    
2016.11.26

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
ポルシェ 928のエンジンルームです。今回、問題があった「スロットルセンサー」は写真のインテークマニホールドの下にあります。したがいましてスロットルセンサーを取り外すためにはインテークマニホールドを取り外す必要があります。
 

ポルシェ 整備



インテークマニホールドやスロットルセンサーなどを取り外した状態の写真です。

 

ポルシェ 整備




ムラタチューンではトラブルに直接関係ない箇所であっても、
一旦車体から取り外したパーツは必ず分解・洗浄を行っております。

 

ポルシェ 整備  ポルシェ 整備





明日に続きます。