新着情報

ポルシェ整備 911 964以前から変わらない油圧センサー          
2017.03.31

ポルシェのエンジンオイルの油圧計測する油圧センサーをご紹介します。


この油圧センサーは、ポルシェ964以前から現在のポルシェ997に至るまで、ほぼすべてのポルシェ911に同様の油圧センサーが取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



ポルシェ 964のエンジンの油圧センサーは写真のように、クランクケースに取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



写真の細い穴からセンサー内にエンジンオイルが入ることによって、油圧を計測しています。
 
ポルシェ 整備

 
 

ポルシェ整備 964・エンジン クランクケース組付け前の事前点検と準備 その3    
2017.03.30

本日もオーバーホール中のエンジンのクランクケース組付けまでの確認と準備作業をご紹介いたします。
下記の写真は、オイルラインの洗浄作業を行っているところです。

 

ポルシェ 整備



ポルシェのエンジンは、スルーボルトの穴がエンジンオイルの通り道となるオイルラインを兼ねているため、
中に溜まったカーボンを丁寧に落としていきます。
 

ポルシェ 整備



エンジンのオーバーホールは、多くの作業時間を個々のパーツの洗浄に割きます。
オーバーホールの作業を大きく区分けいたしますと

【車体からエンジンを取り外後】

分解→【洗浄】→測定

【クランクケース単品】

【洗浄】→点検→加工(接合面などの磨き)→仕上げ→【洗浄】


となり多くの作業時間を【洗浄】に割いていることがお分かりいただけます。

この洗浄こそが、オーバーホール後トラブルなく長くポルシェを乗っていただくための秘訣のひとつです。

ポルシェ整備 964・エンジン クランクケース組付け前の事前点検と準備 その2    
2017.03.29

本日もオーバーホール中のエンジンのクランクケース組付けまでの確認と準備作業をご紹介いたします。

クランクケースの各合わせ面の砥石を使って丁寧に磨く前と後の比較写真をご覧ください。
それぞれ左が前、右が後の写真となります。
 

ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


 

ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


 

ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


表面に付いたオイルの汚れはもちろんのこと、表面が平らに綺麗に磨かれているのがお分かり頂けます。
すべてのパーツに対して丁寧に、ポルシェのエンジンを知り尽くした匠の技です。

明日に続きます。

ポルシェ整備 964・エンジン クランクケース組付け前の事前点検と準備 その1    
2017.03.28

本日より数回に渡ってオーバーホール中のエンジンのクランクケース組付けまでの確認と準備作業をご紹介いたします。本日はクランクケースの左右の接合面の確認作業をご紹介いたします。

 
ポルシェ 整備

クランクケースを左右の接合面は、両面とも凹凸なく平らな面になっていなければいけません。
ほんのわずかでも凹凸があると、左右のクランクケースがきちんと接合されず、後々その箇所からオイル漏れがする可能性が非常に高くなります。
 
ポルシェ 整備


そのためムラタチューンでは、凹凸(特に凸)部分がないか接合面の表面を表面を磨きながら丁寧に確認を行っております。
非常に細かく時間のかかる作業ですが、今後ポルシェに長く乗っていただいた際にオイル漏れトラブルの発生を少なくするために必須となる作業です。
 
ポルシェ 整備


明日に続きます。
 

ポルシェ整備 996 GT2 ブレーキ・キャリパーのオーバーホール       
2017.03.27

本日は、ポルシェ 996 GT2のブレーキキャリパーのオーバーホールをご紹介します。

レーシングタイプのポルシェ 996 GT2 ブレーキキャリパーはキャリパーピストンが6個付いた6ポッドのブレーキとなっております。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


キャリパーピストンを一つずつ取り外し、新品のキャリパーピストンに交換します。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備
ポルシェ 整備


ブレーキキャリパーの交換は通常はキャリパーごとの、アッセンブリー交換となりますが、
ムラタチューンではこのようにオーバーホールを行っております。