新着情報

ポルシェ整備 964カレラ2 車検時に要点検!ブレーキフルードのエア抜きバルブ     
2018.02.28

ポルシェ 964 カレラ2 ブレーキフルードのエア抜きバルブをご紹介します。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードの中に入った空気を抜くためのバルブです。
写真のようにブレーキキャリパーに取り付けられています。
 
ポルシェ 整備


お客様のポルシェ 964 カレラ2から、ブレーキフルードのエア抜きバルブを取り外しました。
写真を見て頂くとバルブの中央部分がサビていることがお分かり頂けるかと思います。
 
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この状態のまま放置しておくとサビが進行していきくと、エア抜きバルブが折れてしまう可能性があり、
ブレーキキャリパーから取り外すことができなくなります。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードを交換するときに外す必要がありますので、
折れてしまうとブレーキフルードの交換そのものができなくなってしまいます。

ブレーキフルードは2年に1度の車検の際には、必ず交換しなければいけませんので、
その際に ブレーキフルードのエア抜きバルブにサビがあれば早めに新品に交換して頂くことをオススメします。

ポルシェ整備 993・エンジン トラブル箇所の診断〜修理 その3   
2018.02.27

引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。

本日は、シリンダーにつながるインテークです。
ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。
 

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インテークにつきましては、以前にご紹介しましたがエアクリーナーから吸われた空気を密閉された状態でシリンダーヘッドに送り込むものであるため、このよ うに変形してしまうとブーツと変形したインテークの間にできた隙間から余分な空気が入ってしまう恐れがあり、トラブルのもととなります。

 

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考えられる要因としましては「熱による変形」または、「ブーツを締める際に必要以上の力が加わったこと」が考えられます。

ポルシェ整備 993・エンジン トラブル箇所の診断〜修理 その2   
2018.02.26

引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。


昨日交換を行ったプラグコードに繋がっているディストリビューターです。ディストリビューターはイグニッションコイルから送られる高ボルトの電流を、各シリンダーコンバータに分配するとても重要な役割を担うパーツです。
 
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ポルシェ 993のエンジンではインテーク側とエキゾースト側の2つのディストリビューターが付いたツインプラグになっています。これは燃焼効率を良くするためであるとともに、燃え残ったガスを燃やしマフラーから排出される排ガスをクリーンにする効果もあります。
 
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明日に続きます。

ポルシェ整備 993・エンジン トラブル箇所の診断〜修理 その1   
2018.02.25

本日より、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。


本日はまずは診断の際に見つかったプラグコードのひび割れの修理・交換を行います。プラグコードはゴム製のパーツのために、ほかのパーツに比べ劣化しやすく、ひび割れ等が起りやすいパーツのひとつです。

 
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ひび割れたプラグコードを交換せずにそのまま使用し続けていくと、水分などが付着した際にリークを起こしてしまう恐れがあります。劣化したプラグコードはディストリビューターのキャップを除き、すべて新品に交換します。

 
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明日に続きます。

ポルシェ整備 928 エンジンルーム外に搭載されたバッテリー     
2018.02.24

昨日のポルシェ カイエンに続きましてポルシェ 928のバッテリー搭載位置をご紹介します。


ポルシェ 928もポルシェ カイエンと同じようにバッテリーはエンジンルームの中に収められておりません。
ポルシェ 928のバッテリー搭載位置は後部の車体下に取り付けられています。写真は車体下部から見たバッテリーケースです。
 

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ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合の端子は、エンジンルームの中にあります。
写真赤丸部分がプラス端子です。マイナスは端子は設置されておらず、ボディ自体がマイナス端子の役割を果たします。
 

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