ポルシェ整備 993/968 エンジンマウントの比較 2/2 2014.02.22
昨日に引き続き、ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。
「ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウント」は、鋳物で作られており、レース用車両向けに設けられたパーツです。
またレーシングタイプのエンジンマウントについてはポルシェ純正品以外にも、アルミ製の社外品エンジンマウントなどが発売されております。
なぜ、ポルシェ純正品は鋳物なのか?ここにポルシェ社のこだわりがあります。
エンジンマウントについては・・・
クッション機構の少ないものに変えることによってエンジンの軽快さや加速感は増加します。
しかしながら、クッション機構がないことによってエンジンの振動や音が直接車体に伝わってしまうため、
その分、乗り心地は悪くなります。
好みに合わせたエンジンマウントをお選びいただき、より快適にポルシェをお楽しみください。
ポルシェ整備 993/968 エンジンマウントの比較 1/2 2014.02.21
ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。
以前に「ポルシェ 968のエンジンマウント」のブログでもご紹介いたしましたが、エンジンマウントを変えることで、エンジンの軽快さや加速感などまるでエンジンチューニングをしたかのようにフィーリングが変わります。
写真はポルシェ 993 カレラのエンジンマウントです。
シルバーの盛り上がった部分にはショックを吸収するクッション機構となっております。
続いてポルシェ 993 RSのエンジンマウントです。
ショックを吸収するクッション機構が小さなっています。
最後に、ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウントです。
これはリジットマウントと呼ばれ、クッション機構がまったくなく直接車体に取り付けられる形となっております。
明日に続きます。
ポルシェ整備 968 エンジンの力が発揮されない本当の理由 2014.02.20
ポルシェ 968 エンジンマウントの交換をご紹介します。
お客様が持ち込まれたポルシェ 968はエンジンマウントにガタがある状態でした。
エンジンはエンジンマウントによって車体に固定されています。
ポルシェ 968の場合ですと、矢印の左右2箇所にエンジンマウントがあります。
車体からエンジンマウントを取り外しました。ゴムの部分が劣化していることが写真からお分かりいただけます。
新品のエンジンマウントに交換し、お客様に車をお返しいたしました。
交換後、ポルシェ 968に乗られたお客様からは
「エンジンが軽くなった」
「アクセルを踏んだ時の加速感がよくなった」
という声を頂きました。
なぜ、エンジンマウントを交換しただけでこのような効果が得られたのでしょうか。
※今回は、他の部分は修理・交換は行っておりません。
エンジンの内部ではクランクシャフトが回転し、その回転がトランスミッションなどを通じてタイヤに伝わり、車体が動きます。ここで注目して頂きたいのは、クランクシャフトの回転はエンジン自体をクランクシャフトの回転方向に動かそうとしている力を発生させていることです。
エンジンマウントで固定することにより、エンジンがクランクシャフトの回転方向に動こうとする動きを抑制していますが、今回のようにエンジンマウントにガタが出るとエンジンの力が、タイヤに伝わる力とエンジン自体を回転方向に動かす力に分散されてしまうので、エンジンの本来持つべき力が発揮されないことになります。
エンジン自体にトラブルはないけど、エンジンの調子が悪いという方は一度ぜひ診断をお勧めいたします。
エンジンはエンジンマウントによって車体に固定されています。
ポルシェ 968の場合ですと、矢印の左右2箇所にエンジンマウントがあります。
車体からエンジンマウントを取り外しました。ゴムの部分が劣化していることが写真からお分かりいただけます。
新品のエンジンマウントに交換し、お客様に車をお返しいたしました。
交換後、ポルシェ 968に乗られたお客様からは
「エンジンが軽くなった」
「アクセルを踏んだ時の加速感がよくなった」
という声を頂きました。
なぜ、エンジンマウントを交換しただけでこのような効果が得られたのでしょうか。
※今回は、他の部分は修理・交換は行っておりません。
エンジンの内部ではクランクシャフトが回転し、その回転がトランスミッションなどを通じてタイヤに伝わり、車体が動きます。ここで注目して頂きたいのは、クランクシャフトの回転はエンジン自体をクランクシャフトの回転方向に動かそうとしている力を発生させていることです。
エンジンマウントで固定することにより、エンジンがクランクシャフトの回転方向に動こうとする動きを抑制していますが、今回のようにエンジンマウントにガタが出るとエンジンの力が、タイヤに伝わる力とエンジン自体を回転方向に動かす力に分散されてしまうので、エンジンの本来持つべき力が発揮されないことになります。
エンジン自体にトラブルはないけど、エンジンの調子が悪いという方は一度ぜひ診断をお勧めいたします。
ポルシェ整備 964カレラ2 エンジン マグネシウム特有のサビ 2/2 2014.02.19
昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。
凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。
このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。
ポルシェ整備 964カレラ2 エンジン マグネシウム特有のサビ 1/2 2014.02.18
ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。