ポルシェ 整備 993ターボ インタークラー プレッシャーホースの予防整備 2014.05.25
ポルシェ 993 ターボのプレッシャーホースの予防整備を行います。
プレッシャーホースはインタークラーからタービンまでを繋ぐターボ搭載車には欠かすことのできないホースで、
走行中、常時高い圧力がかかるパーツです。
ゴム製のプレッシャーホースは、経年劣化や熱による疲労によってひび割れや切れてしまうことがあり
特にインタークーラーとタービンとの接続部分に発生しやすいトラブルです。ひび割れや切れが発生するとその部分から圧力が抜けてしまい、パワーが出なくなります。
ムラタチューンでは、プレッシャーホースの接続部分の上に熱に強いオレンジ用のホースを巻き付けています。
また固定するためのホースバンドを幅9mmから幅12mmに変更して接地面の面積を増やし力を分散させるようにしております。トラブルを未然に防ぐ、予防整備となります。
走行中、常時高い圧力がかかるパーツです。
ゴム製のプレッシャーホースは、経年劣化や熱による疲労によってひび割れや切れてしまうことがあり
特にインタークーラーとタービンとの接続部分に発生しやすいトラブルです。ひび割れや切れが発生するとその部分から圧力が抜けてしまい、パワーが出なくなります。
ムラタチューンでは、プレッシャーホースの接続部分の上に熱に強いオレンジ用のホースを巻き付けています。
また固定するためのホースバンドを幅9mmから幅12mmに変更して接地面の面積を増やし力を分散させるようにしております。トラブルを未然に防ぐ、予防整備となります。
いいね!
ポルシェ整備 新品/サビ止め/洗浄後のチェーンカバー比較 2014.05.23
本日は、ポルシェ 964のエンジンのチェーンカバーの比較をご紹介いたします。
以前から度々ご紹介しておりますが、ポルシェ 964のエンジンのチェーンカバーはマグネシウム製であり、
マグネシウムの性質上、サビが発生すると表面がボロボロになっていまいます。
今回オーバーホールを行っているエンジンのチェーンカバーもサビでボロボロになっておりましたので、
サビを落とし、洗浄を行いました。しかしながら今回の2枚のチェーンカバーのうち、左側のチェーンカバーが、
取り付け位置までがサビで腐食し、修復不可能な状態になっておりました。
下記の写真がサビで取り付け位置まで腐食していたチェーンカバーです。
取り付け位置に凹凸があるのがお分かりいただけます。
そこで、左側のみ新品のチェーンカバーを取り寄せました。
下記が新品のチェーンカバーです。マグネシウム製は変わりませんが、サビが発生しにくいよう特殊なコーティングが施されているポルシェ社の対策部品です。
右側のチェーンカバーにつきましては、再使用が可能でしたので、サビ止め塗装をおこないました。
最後に、チェーンカバーを3枚並べました。左からサビ止め&洗浄後、サビ止め塗装後、新品のチェーンカバーです。
マグネシウムの性質上、サビが発生すると表面がボロボロになっていまいます。
今回オーバーホールを行っているエンジンのチェーンカバーもサビでボロボロになっておりましたので、
サビを落とし、洗浄を行いました。しかしながら今回の2枚のチェーンカバーのうち、左側のチェーンカバーが、
取り付け位置までがサビで腐食し、修復不可能な状態になっておりました。
下記の写真がサビで取り付け位置まで腐食していたチェーンカバーです。
取り付け位置に凹凸があるのがお分かりいただけます。
そこで、左側のみ新品のチェーンカバーを取り寄せました。
下記が新品のチェーンカバーです。マグネシウム製は変わりませんが、サビが発生しにくいよう特殊なコーティングが施されているポルシェ社の対策部品です。
右側のチェーンカバーにつきましては、再使用が可能でしたので、サビ止め塗装をおこないました。
最後に、チェーンカバーを3枚並べました。左からサビ止め&洗浄後、サビ止め塗装後、新品のチェーンカバーです。
ポルシェ整備 エンジン 純正対策部品のスタッドボルト 2014.05.22
ポルシェ社純正の対策部品スタッドボルトをご紹介いたします。
スタッドボルトはエンジンのクランクケースにシリンダーを取り付ける長いボルトのことです。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ4のエンジンを見てみるとスタッドボルトのうちの1本が折れておりました。
他のボルトも同様の症状が発生する可能性があるため、折れたボルトだけでなく、すべてのスタッドボルトを新品に交換いたします。
新品の新しいスタッドボルトを組み付けました。
交換前(左)と交換後(右)の写真をご覧ください。
交換前と交換後でスタッドボルトの形状が異なることがお分かり頂けます。
交換後のスタッドボルトは、交換前に比べてボルト全体に刻みがあり、太くなっています。
これはポルシェの対策部品のひとつで、ポルシェ993のエンジンからこの対策済みのスタッドボルトが使用されております。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ4のエンジンを見てみるとスタッドボルトのうちの1本が折れておりました。
他のボルトも同様の症状が発生する可能性があるため、折れたボルトだけでなく、すべてのスタッドボルトを新品に交換いたします。
新品の新しいスタッドボルトを組み付けました。
交換前(左)と交換後(右)の写真をご覧ください。
交換前と交換後でスタッドボルトの形状が異なることがお分かり頂けます。
交換後のスタッドボルトは、交換前に比べてボルト全体に刻みがあり、太くなっています。
これはポルシェの対策部品のひとつで、ポルシェ993のエンジンからこの対策済みのスタッドボルトが使用されております。
ポルシェ整備 964エンジン オーバーホールからエンジンチューニングへ 2014.05.20
ポルシェ整備 熱などによるオイルフィラーキャップの膨張 2014.05.19
本日は、ポルシェ 964 カレラ2のオイルフィラーキャップの交換をご紹介します。
オイルフィラーキャップは、エンジンオイルの注ぎ口を閉めるキャップのことです。
ペットボトルのキャップ等と同じようにスクリュー式に回転させて、閉める形となります。
お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2を点検する中で、オイルフィラーキャップを
開け閉めを行なうとうまく閉まらないことが度々発生しておりました。
オイルフィラーキャップを外して調べてみると新品の状態に比べて口が広っていることが
確認できました。写真の左側が新品、右側がお客様のポルシェに付いていたものです。
若干ながら、大きさが異なることがご確認頂けます。
エンジンルーム内という非常に高温な環境にあること。また長年開け閉めすることで、
オイルフィラーキャップの口が広がってしまい、発生したトラブルです。
緊急性のあるトラブルではございませんが、ここからエンジンオイルが漏れる可能性もございます。
また他のパーツに比べ、安価で新品に交換できることもあり、お客様に新品への交換をお勧め致しました。