ポルシェ整備 964 エンジンの異常を知らせるノッキングセンサー 2015.04.25
本日は、エンジンの異常を知らせるノッキングセンサーをご紹介いたします。
ポルシェ整備 964カレラ シリンダーヘッドに付着したカーボン落とし 2015.04.23
ポルシェ整備 997GT3 エンジンがかかりにくい症状の原因 2015.04.22
ポルシェ 997 GT3 スターターの単体点検をご紹介します。
スターターとは、エンジンを始動させるためのパーツです。エンジン始動の指令がコンピュータからスターターに送られるとスターター内部のモーターが回転し、モーターの先に取り付けられたギアがフライホィールを回すことで、エンジンが始動する仕組みになっています。
お客様が今回持ち込まれたポルシェ 997 GT3はエンジンがかかりにくいトラブルが発生しておりました。
コンピュータやエンジン本体など様々な原因を探った結果、スターターに問題がある可能性を考え、車体から取り外して、スターターの単体点検を行いました。
単体点検とは、スターターの電極に電流を流して、エンジン始動の状態を再現し、スターター内部のモーターが正常に動くかどうかを確認する点検方法です。
単体点検を行ってみたところ、やはりスターターは動かず、スターター自体に問題があったことがわかりました。
お客様が今回持ち込まれたポルシェ 997 GT3はエンジンがかかりにくいトラブルが発生しておりました。
コンピュータやエンジン本体など様々な原因を探った結果、スターターに問題がある可能性を考え、車体から取り外して、スターターの単体点検を行いました。
単体点検とは、スターターの電極に電流を流して、エンジン始動の状態を再現し、スターター内部のモーターが正常に動くかどうかを確認する点検方法です。
単体点検を行ってみたところ、やはりスターターは動かず、スターター自体に問題があったことがわかりました。
ポルシェ整備 997GT3 RS用のボルトを用いた予防整備 2015.04.21
ポルシェ 997 GT3のクランクプーリーを固定するボルトをご紹介します。
クランクプーリーはオルタネーターやクーリングファンを回すためのパーツで、以前、ご紹介させて頂いたようにクランクシャフト末端にボルトで取り付けられています。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 997 GT3は、オーバーレブによってボルトにゆるみが発生しておりました。
そこでムラタチューンでは、少しでもゆるみを防止するためにポルシェ 997 GT3 RS用の長いボルトの取り付けをオススメいたしました。写真の左側がポルシェ 997 GT3用のボルト、右側がポルシェ 997 GT3 RS用のボルトです。
ボルトが長い分、ゆるみづらくなります。予防整備のひとつです。
クランクプーリーはオルタネーターやクーリングファンを回すためのパーツで、以前、ご紹介させて頂いたようにクランクシャフト末端にボルトで取り付けられています。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 997 GT3は、オーバーレブによってボルトにゆるみが発生しておりました。
そこでムラタチューンでは、少しでもゆるみを防止するためにポルシェ 997 GT3 RS用の長いボルトの取り付けをオススメいたしました。写真の左側がポルシェ 997 GT3用のボルト、右側がポルシェ 997 GT3 RS用のボルトです。
ボルトが長い分、ゆるみづらくなります。予防整備のひとつです。
ポルシェ整備 968 エンジンマウントの交換による”パワーアップ” 2015.04.20
ポルシェ 968 エンジンマウントの交換をご紹介します。
お客様が持ち込まれたポルシェ 968はエンジンマウントにガタがある状態でした。
エンジンはエンジンマウントによって車体に固定されています。
ポルシェ 968の場合ですと、矢印の左右2箇所にエンジンマウントがあります。
車体からエンジンマウントを取り外しました。ゴムの部分が劣化していることが写真からお分かりいただけます。
新品のエンジンマウントに交換し、お客様に車をお返しいたしました。
交換後、ポルシェ 968に乗られたお客様からは
「エンジンが軽くなった」
「アクセルを踏んだ時の加速感がよくなった」
という声を頂きました。
なぜ、エンジンマウントを交換しただけでこのような効果が得られたのでしょうか。
※今回は、他の部分は修理・交換は行っておりません。
エンジンの内部ではクランクシャフトが回転し、その回転がトランスミッションなどを通じてタイヤに伝わり、車体が動きます。ここで注目して頂きたいのは、クランクシャフトの回転はエンジン自体をクランクシャフトの回転方向に動かそうとしている力を発生させていることです。
エンジンマウントで固定することにより、エンジンがクランクシャフトの回転方向に動こうとする動きを抑制していますが、今回のようにエンジンマウントにガタが出るとエンジンの力が、タイヤに伝わる力とエンジン自体を回転方向に動かす力に分散されてしまうので、エンジンの本来持つべき力が発揮されないことになります。
エンジン自体にトラブルはないけど、エンジンの調子が悪いという方は一度ぜひ診断をお勧めいたします。
エンジンはエンジンマウントによって車体に固定されています。
ポルシェ 968の場合ですと、矢印の左右2箇所にエンジンマウントがあります。
車体からエンジンマウントを取り外しました。ゴムの部分が劣化していることが写真からお分かりいただけます。
新品のエンジンマウントに交換し、お客様に車をお返しいたしました。
交換後、ポルシェ 968に乗られたお客様からは
「エンジンが軽くなった」
「アクセルを踏んだ時の加速感がよくなった」
という声を頂きました。
なぜ、エンジンマウントを交換しただけでこのような効果が得られたのでしょうか。
※今回は、他の部分は修理・交換は行っておりません。
エンジンの内部ではクランクシャフトが回転し、その回転がトランスミッションなどを通じてタイヤに伝わり、車体が動きます。ここで注目して頂きたいのは、クランクシャフトの回転はエンジン自体をクランクシャフトの回転方向に動かそうとしている力を発生させていることです。
エンジンマウントで固定することにより、エンジンがクランクシャフトの回転方向に動こうとする動きを抑制していますが、今回のようにエンジンマウントにガタが出るとエンジンの力が、タイヤに伝わる力とエンジン自体を回転方向に動かす力に分散されてしまうので、エンジンの本来持つべき力が発揮されないことになります。
エンジン自体にトラブルはないけど、エンジンの調子が悪いという方は一度ぜひ診断をお勧めいたします。