ポルシェ整備 カイエンターボ チェックエンジン・ランプの点灯原因
2015.08.26
本日は、ポルシェ カイエン ターボのオートマチックトランスミッションからのオイル漏れをご紹介致します。
お客さまが持ち込まれたポルシェ カイエン ターボは、運転席にあるチェックエンジンランプが点灯している状態でした。チェックエンジンランプとは、エンジンに深刻なトラブルが起きた際、ドライバーに警告するためのランプです。
警告ランプが点いた原因を調査しますとオートマチックトランスミッションへ接続されている電気系パーツのコネクタ(カプラ)箇所からオイル漏れしていることがわかりました。
オイル漏れの原因は隙間を密封するOリングの劣化です。
ポルシェ整備 964カレラ2 エンジンのクーリングファンカバーの破損
2015.08.25
ポルシェ964 カレラ2 エンジンのクーリングファンのカバーの破損の修理を行います。クーリングファンカバーはクーリングファンで集めた空気を滞りなくエンジン表面に供給するために取り付けられています。
クーリングファンカバーはゴムと樹脂でできており、エンジンに近く熱の影響を受けやすいため、特にゴム部分が経年劣化により破損し、穴が開いてしまうことがあります。
クーリングファンカバーが破損するとエンジンの冷却性能が落ちてしまい、エンジン本体のトラブルを引き起こしてしまう可能性が高くなるため、とても重要なパーツです。
ポルシェ整備 996GT3 高音ホーンの修理・交換
2015.08.24
ポルシェ 996 GT3のホーンの修理を行います。ポルシェ 996 GT3のホーンには
高音と低音の2種類のホーンが取り付けられています。今回は高音側のホーンの修理・交換を行います。
ポルシェ 996 GT3のホーンはフロントの車体下、右側の穴の中に装着されています。
この穴から水などがホーン内部に侵入し、音が小さくなったり、鳴らないなどのトラブルが発生いたします。
ポルシェ整備 993 定期的な運転することで防止できるトラブル原因
2015.08.23
本日は、あまりポルシェに乗らなかったことによるエンジンの虫食いをご紹介いたします。
写真は、お客様が持ち込まれたポルシェ993のエンジンのロッカーシャフトとロッカーアームを見たところです。
取り外してカムシャフトを見ると表面に大きな傷があることが確認できました。
これは「虫食い」と呼ばれるトラブルで、エンジンを十分に動かしていなかったために、
カムシャフトの表面からオイルコーティングが取れ、表面が腐食してしまいます。
カムシャフトは磨くことができませんので、新品に交換しました。
このようにポルシェは適度にエンジンをかけ、走行してあげることも長くトラブルなく乗る秘訣の一つです。
ポルシェ整備 964カレラ2 インターミディエイトシャフトキャップからのオイル漏れ
2015.08.22
ポルシェ 964 カレラ2のインターミディエイトシャフトキャップからのオイル漏れをご紹介します。
インターミディエイトシャフトキャップは写真の赤い丸の部分です。
その名が示す通り、インターミディエイトシャフトをキャップするカバーです。
インターミディエイトシャフトキャップに近づいて写真を撮りました。
キャップの周りが黒くなっていることがお分かりいただけます。ここからオイル漏れが発生していることを示しています。
インターミディエイトシャフトキャップを取り外しました。
キャップの内側にオレンジ色のゴム製Oリングが取り付けられております。
今回オイル漏れが発生していた原因はこのOリングの経年劣化によって、
インターミディエイトキャップとクランクケースの間に隙間が生じたため、
発生しておりました。