新着情報

ポルシェ整備 964(ティプトロ) オイルフィルターの仕組み 
2015.09.25

本日は、ポルシェ 964のAT車 ティプロトニックトランスミッションのオイルフィルターをご紹介致します。


ポルシェ 整備

トランスミッション内を循環したATフルード(ミッションオイル)は、一度オイルパンの中に戻され、
オイルフィルターを通って再びトランスミッションへと運ばれます。

ポルシェ 整備

その仕組みは、オイルフィルターの穴(上記)からATフルードを吸い、
下記写真の穴からトランスミッションにATフルードが戻る仕組みとなっています。

ポルシェ 整備

オイルフィルターの中身は写真のようになっており、
このフィルターをATフルードが通ることによってATフルード中の不純物が除去されます。


ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 カレラ2 フロントロアアームのゴムブッシュの劣化 
2015.09.24

ポルシェ 964 カレラ2のフロントのロアアームをご紹介いたします。

ロアアームとはポルシェの車重を支え、タイヤからの力を受けるパーツです。空冷エンジンを搭載しているポルシェは写真と同様のロアアームが付いています。

ポルシェ 整備


車体とロアアームを取り付ける個所はゴムブッシュというパーツで、長くポルシェを乗っていると亀裂が入るなど劣化していきます。

ポルシェ 整備


ゴムブッシュが劣化したまま走行すると、ハンドルがガタガタと暴れたり、ハンドルを切っても曲がりにくいといった症状が出てきます。ゴムブッシュが劣化するとロアアームごと、アッセンブリー交換となります。

ポルシェ整備 964 カレラ2 パワーステアリングオイルのオイル漏れ 
2015.09.23

本日はポルシェ 964 カレラ2 パワーステアリングオイル漏れの修理をご紹介します。

写真をご覧くださいエンジンルーム内の黒いパーツが以前もご紹介したことのある
パワーステアリングオイルタンク、シルバーのパーツがパワーステアリングのオイルポンプです。

ポルシェ 整備


オイルポンプから車体前部のステアリングラックにオイルを送るためのオイルラインからオイル漏れが
確認できました。写真を見ると一見オイル漏れが見られませんが、オイルラインを切ってみるとオイルが黒く
滲み出していることがお分かりいただけます。

ポルシェ 整備


オイルラインのもう一方を見てみるとこちら側は表面にオイルがしみだしているのが確認できます。
詳細なオイル漏れ箇所を確認するため、車体からパーツを車体から取り外しと洗浄を行います。


ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 カレラ2 以前から変わらないセンサー
2015.09.22

ポルシェのエンジンオイルの油圧計測する油圧センサーをご紹介します。


この油圧センサーは、ポルシェ964以前から現在のポルシェ997に至るまで、ほぼすべてのポルシェ911に同様の油圧センサーが取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



ポルシェ 964のエンジンの油圧センサーは写真のように、クランクケースに取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



写真の細い穴からセンサー内にエンジンオイルが入ることによって、油圧を計測しています。
 
ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 カレラ2 トラブルを防ぐ予防整備 - RPMセンサー 
2015.09.21

本日は、ポルシェ 964 カレラ2のRPMセンサーを通してトラブルの予防整備をご紹介致します。


RPMセンサーはエンジンの回転数を計測するセンサーです。
RPMは「Revolution Per Minute」の略で「1分間の回転数」を意味しています。
RPMセンサーは、フライホイールの回転を元にエンジンの回転数を計測 しています。

ポルシェ 整備


今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2のRPMセンサーは、
コードの付け根部分を覆う樹脂でできたカプラーの一部が割れていました。

ポルシェ 整備


現時点ではコードに損傷は見られず、トラブルは出ておりません。
ですが、今後この部分からコードが損傷し、RPMセンサーからコンピュータに
正しい信号が送られなくなるトラブルが発生することが予見できます。

コンピュータは、RPMセンサーで得られた回転数を元に
エンジンの燃料噴射量を導き出しています。

そのため、正常な信号が送られませんとエンジン不調、
または最悪の場合エンジンが始動しなくなる恐れがございます。


このようにムラタチューンでは、現時点でトラブルは出ていなくても、
今後トラブルにつながる要因を洗い出す予防整備を徹底しております。