新着情報

ポルシェ整備 964カレラ リアアッパーマウントの経年劣化 
2016.01.26

ポルシェ 964のリアサスペンションを取り付けるアッパーマウントの経年劣化です。
リアのアッパーマウントは、フロントのアッパーマウントに比べるとステアリングを切ることがないため、負担が小さいパーツです。

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ですが、ポルシェ964は最初のモデルが発売開始されてから約27年経過しているため、
経年劣化によってアッパーマウントが切れる症状が多く発生しています。
またポルシェ964の次のモデルであるポルシェ993にも同様の症状が見られます。

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ムラタチューンでは点検の際、必ずこの部分の確認を行っており、
症状が見つかれば交換をお勧めしております。

ポルシェ整備 964カレラ シリンダーヘッドのカーボン落とし  
2016.01.25

ポルシェ 964 カレラの3.6リッターのエンジンのカーボン落としです。
写真のシリンダーヘッドのポルシェ 964 カレラの3.6リッターのエンジンは、約8万キロもの走行距離を重ねており、表面にカーボンが付き、黒く変色しております。

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カーボン落としは、ひとつひとつ丁寧に磨き、洗浄を重ねる必要があるため、エンジンのオーバーホールで一番時間がかかる作業となっております。

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ポルシェ整備 993足回り 経年劣化の症状タイロッド 
2016.01.24

タイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。
以前もご紹介したことのあるタイロッドは、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロットには、経年劣化による性能低下がみられました。

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まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。

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続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。

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この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。

ポルシェ整備 993エンジン カムシャフトの虫食い原因   
2016.01.23

本日は、あまりポルシェに乗らなかったことによるエンジンの虫食いをご紹介いたします。


写真は、お客様が持ち込まれたポルシェ993のエンジンのロッカーシャフトとロッカーアームを見たところです。
取り外してカムシャフトを見ると表面に大きな傷があることが確認できました。

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これは「虫食い」と呼ばれるトラブルで、エンジンを十分に動かしていなかったために、
カムシャフトの表面からオイルコーティングが取れ、表面が腐食してしまいます。


カムシャフトは磨くことができませんので、新品に交換しました。
このようにポルシェは適度にエンジンをかけ、走行してあげることも長くトラブルなく乗る秘訣の一つです。

ポルシェ整備 964カレラ2 マグネシウム独特のサビ その2 
2016.01.22

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。

凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。
粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。

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このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。

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