新着情報

ポルシェ整備 987ボクスター カムセンサーからのオイル漏れ 
2016.02.24

ポルシェ 987 ボクスターのエンジンのカムセンサーからのオイル漏れをご紹介します。
写真をご覧ください。赤丸の部分がカムセンサーになり、その周囲がオイルで黒く汚れていることがお分かりいただけます。

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ポルシェ 987 ボクスターのカムセンサーはエンジンの前側と後ろ側に取り付けられていますが、オイル漏れが発生するのはほとんど前側にあるカムセンサーです。

ムラタチューンでは「なぜ前側のカムセンサーで多くオイル漏れが発生するのか」という原因の特定と今後より良い整備を行うために対策方法を模索中です。今後の整備ブログでご紹介いたします。

ポルシェ整備 993 ターボ 深刻なトラブルに繋がりやすいドライブシャフト破損 
2016.02.23

本日は、ポルシェ 993 ターボのドライブシャフト破損の修理をご紹介いたします。


ドライブシャフトは、エンジン・トランスミッションからの動力をタイヤに伝える重要なパーツです。
走行中は常に大きな力を受けているため、消耗品のひとつとなります。

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メンテナンスせず、使用し続けると最悪の場合、シャフトが折れ重大なトラブルにつながります。

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ドライブシャフトは、デフ側(写真左・トランスミッション側)は分解・交換することができますが、ハブ側(写真右・ホイール側)は分解することができないため、ドライブシャフトごとアッセンブリー交換となります。

ポルシェ整備 964ティプトロ 不純物を除去するオイルフィルターの構造  
2016.02.22

本日は、ポルシェ 964のAT車 ティプロトニックトランスミッションのオイルフィルターをご紹介致します。

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トランスミッション内を循環したATフルード(ミッションオイル)は、一度オイルパンの中に戻され、
オイルフィルターを通って再びトランスミッションへと運ばれます。

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その仕組みは、オイルフィルターの穴(上記)からATフルードを吸い、
下記写真の穴からトランスミッションにATフルードが戻る仕組みとなっています。

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オイルフィルターの中身は写真のようになっており、
このフィルターをATフルードが通ることによってATフルード中の不純物が除去されます。


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ポルシェ整備 964エンジン カムハウジング内に発生する砂の原因  
2016.02.21

本日はエンジンのカムハウジングの表面に現れる砂や異物の除去をご紹介いたします。
写真はポルシェ964のエンジンのカムハウジングです。

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表面を拡大した。写真をご覧ください。表面が粉をふいたように灰色に変色していることがわかります。
この灰色の粉上の物体の正体は砂などの異物です。

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エンジン内のパーツになぜ砂?と思われるかもしれません。

エンジンのカムハウジングは鋳型といって型と型を合わせ、そこに金属を流し込んで製作する方法で作られます。
型は繰り返し使用されるため、回数を重ねる度に型の中にある砂が微量ながらエンジンのパーツの中に入ってしまうため、このように砂が発生するのです。

ポルシェ整備 928 スロットルセンサー不良によるエンジントラブル その3 
2016.02.20

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
今回、問題があった「スロットルセンサー」を分解しました。

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アクセルを踏んだ時、その開度に合わせてスロットルセンサーの中央が回転仕組みとなっており、
全閉時にはマイクロスイッチを。全開時には、接点同士が触れ合う仕組みになっております。
左が全閉時、右が全開時の写真となります。

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分解してみると全閉時のマイクロスイッチが正常に働いていないことがわかり、
トラブルの原因がはっきりとわかりました。

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