ポルシェ整備 996カレラ(右ハンドル) ガスケットのトラブル 2016.04.25
ポルシェ 996 カレラ(右ハンドル)のガスケットのトラブル確認を行います。
ガスケットは燃料タンクの入口に取り付けられていおり、気密性を保つために用いられる固定用シール材です。
ポルシェ 996 カレラ(右ハンドル)の燃料タンクの入口は、右フロントタイヤハウス内にあり、給油口からタンクまではアルミパイプで結ばれています。
写真はアルミパイプを取り外した状態です。燃料タンク入口のガスケットが一部剥がてしまっているのが、確認いただけます。これはガスケット外側にある鉄のスリーブがサビてしまったためです。ガスケットが剥がれてしまった部分からはガソリン漏れが発生しておりました。
この部分だけを修理することはできませんので、燃料タンクごとアッセンブリー交換となります。
ポルシェ 996 カレラ(右ハンドル)の燃料タンクの入口は、右フロントタイヤハウス内にあり、給油口からタンクまではアルミパイプで結ばれています。
写真はアルミパイプを取り外した状態です。燃料タンク入口のガスケットが一部剥がてしまっているのが、確認いただけます。これはガスケット外側にある鉄のスリーブがサビてしまったためです。ガスケットが剥がれてしまった部分からはガソリン漏れが発生しておりました。
この部分だけを修理することはできませんので、燃料タンクごとアッセンブリー交換となります。
ポルシェ整備 997GT3 エンジンスタート不良の原因調査と修理 2016.04.24
本日は、ポルシェ 997 GT3 スターターの単体点検をご紹介します。
スターターとは、エンジンを始動させるためのパーツです。
エンジン始動の指令がコンピュータからスターターに送られるとスターター内部のモーターが回転し、モーターの先に取り付けられたギアがフライホィールを回すことで、エンジンが始動する仕組みになっています。
お客様が今回持ち込まれたポルシェ 997 GT3はエンジンがかかりにくいトラブルが発生しておりました。
コンピュータやエンジン本体など様々な原因を探った結果、スターターに問題がある可能性を考え、車体から取り外して、スターターの単体点検を行いました。
単体点検とは、スターターの電極に電流を流して、エンジン始動の状態を再現し、スターター内部のモーターが正常に動くかどうかを確認する点検方法です。
単体点検を行ってみたところ、やはりスターターは動かず、スターター自体に問題があったことがわかりました。
エンジン始動の指令がコンピュータからスターターに送られるとスターター内部のモーターが回転し、モーターの先に取り付けられたギアがフライホィールを回すことで、エンジンが始動する仕組みになっています。
お客様が今回持ち込まれたポルシェ 997 GT3はエンジンがかかりにくいトラブルが発生しておりました。
コンピュータやエンジン本体など様々な原因を探った結果、スターターに問題がある可能性を考え、車体から取り外して、スターターの単体点検を行いました。
単体点検とは、スターターの電極に電流を流して、エンジン始動の状態を再現し、スターター内部のモーターが正常に動くかどうかを確認する点検方法です。
単体点検を行ってみたところ、やはりスターターは動かず、スターター自体に問題があったことがわかりました。
ポルシェ整備 986(ボクスター) 冷却水漏れの修理 2016.04.23
ポルシェ 986 ボクスターの冷却水漏れです。
リヤトランクフードを開けるとフードの裏に水滴がびっしりと付着していました。
エンジンの冷却水漏れもしくは雨漏れなど何らかのトラブルが発生している可能性があります。
水滴が付着した場所とトランク内部との位置関係からすると冷却水リザーバータンクからの水漏れが推測出来ます。画像の大きく黄色いキャップはエンジンオイル注入口、黄色で小さくみえるのはオイルレベルゲージ、青いキャップがリザーバータンクキャップ(いわゆるラジエターキャップ)です。キャップはとてもきれいですし、単体チェックをしても作動は良好でしたので、水滴の原因では無いと判断出来ます。
年式の新しい車両は、オイル注入口のキャップが黒い物に変わります。各キャップの下にプラスチックのプレートでカバーされた部分が有り、プレートを外してみますとこのようになります。今まで隠れていたところに見えていますのが、冷却水エア抜きバルブです。そして画像では確認できませんがバルブ横には万が一、キャップなどから冷却水が噴出した時の為に外部に通じるドレーン穴が空いています。
少し洗浄してしまった状態ではありますが、周りのボルトに錆が確認出来ます。そして白くなって見えているのが乾燥して粉状になった冷却水です。実際にはバルブ一周びっしりと粉を噴いているような状態でした。
漏れて蒸発した冷却水が水蒸気となり、フード裏に付着していた事例でした。トランクルームとリザーバータンクとはゴムのリップで仕切られていますのでフード裏の限られた部分だけに水滴が付いていましたが、リップにも不具合があった場合「トランク内部がカビだらけ」なんて事になりかねませんので、フード裏の水滴を見つけましたら即修理が不可欠です。
エンジンの冷却水漏れもしくは雨漏れなど何らかのトラブルが発生している可能性があります。
水滴が付着した場所とトランク内部との位置関係からすると冷却水リザーバータンクからの水漏れが推測出来ます。画像の大きく黄色いキャップはエンジンオイル注入口、黄色で小さくみえるのはオイルレベルゲージ、青いキャップがリザーバータンクキャップ(いわゆるラジエターキャップ)です。キャップはとてもきれいですし、単体チェックをしても作動は良好でしたので、水滴の原因では無いと判断出来ます。
年式の新しい車両は、オイル注入口のキャップが黒い物に変わります。各キャップの下にプラスチックのプレートでカバーされた部分が有り、プレートを外してみますとこのようになります。今まで隠れていたところに見えていますのが、冷却水エア抜きバルブです。そして画像では確認できませんがバルブ横には万が一、キャップなどから冷却水が噴出した時の為に外部に通じるドレーン穴が空いています。
少し洗浄してしまった状態ではありますが、周りのボルトに錆が確認出来ます。そして白くなって見えているのが乾燥して粉状になった冷却水です。実際にはバルブ一周びっしりと粉を噴いているような状態でした。
漏れて蒸発した冷却水が水蒸気となり、フード裏に付着していた事例でした。トランクルームとリザーバータンクとはゴムのリップで仕切られていますのでフード裏の限られた部分だけに水滴が付いていましたが、リップにも不具合があった場合「トランク内部がカビだらけ」なんて事になりかねませんので、フード裏の水滴を見つけましたら即修理が不可欠です。
ポルシェ整備 986(ボクスター) フューエルフラップの修理 2016.04.22
ポルシェ 986 ボクスター フューエルフラップの修理を行います。フューエルフラップは給油口をカバーする部分です。
ポルシェ整備 964カレラ2 経年劣化にとるチェーンカーバーからのオイル漏れ修理 その2 2016.04.21
昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。