新着情報

ポルシェ整備 993 長期間、運転しないことによるエンジントラブル     
2017.03.26

本日は、あまりポルシェに乗らなかったことによるエンジンの虫食いをご紹介いたします。


写真は、お客様が持ち込まれたポルシェ993のエンジンのロッカーシャフトとロッカーアームを見たところです。
取り外してカムシャフトを見ると表面に大きな傷があることが確認できました。
 
ポルシェ 整備


これは「虫食い」と呼ばれるトラブルで、エンジンを十分に動かしていなかったために、
カムシャフトの表面からオイルコーティングが取れ、表面が腐食してしまいます。


カムシャフトは磨くことができませんので、新品に交換しました。
このようにポルシェは適度にエンジンをかけ、走行してあげることも長くトラブルなく乗る秘訣の一つです。

ポルシェ整備 964 タイロッドの経年劣化症状   
2017.03.25

タイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。

以前もご紹介したことのあるタイロッド は、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロットには、経年劣化による性能低下がみられました。
 
ポルシェ 整備

まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。
 
ポルシェ 整備

続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。
 
ポルシェ 整備

この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしまし

ポルシェ整備 964 ブレーキ冷却のためのエアダクト   
2017.03.24

ポルシェ 964に初めて取り付けられ、ブレーキの冷却に用いられているエアダクトをご紹介します。写真は、997のフロントタイヤ内側に取り付けられているエアダクトです。

 

このエアダクトは走行中に発生する走行風をブレーキローターの方向へ導風し、ブレーキローターに直接風を当てて冷却するために取り付けられています。

一方、下記はポルシェ964のエアダクトです。ポルシェ964に初めて取り付けられたエアダクトは、モデルチェンジごとに冷却性能を高めるため形状が変わり、進化しています。
 
 

ポルシェ整備 エンジンルーム外に積まれたバッテリー(928)
2017.03.23

昨日のポルシェ カイエンに続きましてポルシェ 928のバッテリー搭載位置をご紹介します。

ポルシェ 928もポルシェ カイエンと同じようにバッテリーはエンジンルームの中に収められておりません。
ポルシェ 928のバッテリー搭載位置は後部の車体下に取り付けられています。写真は車体下部から見たバッテリーケースです。
 

ポルシェ 整備



ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合の端子は、エンジンルームの中にあります。
写真赤丸部分がプラス端子です。マイナスは端子は設置されておらず、ボディ自体がマイナス端子の役割を果たします。
 

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 エンジンルーム外に積まれたバッテリー(カイエンS)
2017.03.22

エンジンルーム以外にバッテリーが搭載されている車種とご紹介致します。

通常、バッテリーはエンジンルーム内に収められていることがほとんどです。

本日は、ポルシェ カイエン Sです。
ポルシェ カイエン(全車種)は前列、左側シート下に搭載されています。
 
ポルシェ 整備


では、ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合はどうするのでしょうか?
そのため端子がエンジンルームの中にあります。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


写真奥の端子がプラス、手前がマイナスの端子となっています。