新着情報

ポルシェ整備 986 ボクスター オイルフィーラー ネックからのオイル漏れ修理 
2018.03.26

ポルシェ 986 ボクスターのオイルフィラーネックからのオイル漏れ修理です。ポルシェ 986 ボクスターはエンジンが車体の真ん中にあるミッドシップレイアウトのポルシェです。

 
ポルシェ 986 ボクスターのエンジンオイルの給油口がリアのトランクの中にあり、給油口からエンジンまでは
長い管で結ばれています。この長い管がオイルフィーラーネックです。
 
ポルシェ 整備


オイルフィーラーネックのつなぎ目部分からオイル漏れを起こすことが非常に多いパーツです。
またエンジン上部をオイルフィラーネックが通っている(写真参照)ため、漏れたエンジンオイルがエンジンルーム内に溜ってしまい、オイル漏れが発見しにくい箇所です。
 
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ポルシェ整備 962 カレラ2・エンジン タイミングベルトの経年劣化     
2018.03.25

本日は、ポルシェ 964 カレラ2 ベルトをご紹介します。

ポルシェ 964 カレラ2にはクーリングファンとオルタネーターを動かすベルト以外に、エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトがあります。
 
ポルシェ 整備

点検のため、ポルシェ 964 カレラ2のエアコンを動かしてみると
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトの周辺から異音が発生したため、確認を行いました。

すると「ベルトの張り」が強すぎたためにコンプレッサー側のベアリングに負荷がかかり、
異音が発生していたことがわかりました。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


ベルトはただ新品に交換すればよいというわけではなく、最適な張りに調整する必要があります。

ポルシェ整備 993・足回り タイロッドの経年劣化の症例〜修理    
2018.03.24

本日はポルシェ 993のタイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。

以前もご紹介したことのあるタイロッド は、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロッドには、経年劣化による性能低下がみられました。
 
ポルシェ 整備


まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。
 
ポルシェ 整備


続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。
 
ポルシェ 整備


この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。

ポルシェ整備 ボクスター ミッドシップポルシェの衝突安全装置の紹介   
2018.03.23

ポルシェの車体についている衝突安全装置をご紹介します。


本日ご紹介するのはポルシェの衝突安全装置のひとつで、
車体下部に取り付けられ、後部から衝突された際に衝突の衝撃でエンジンが
座席部分にまで押し出されるのを防止します。

乗員保護を目的としたパーツです。

ミッドシップエンジンのポルシェ ボクスターは
車体のクロスメンバー部分から出たワイヤーが衝突安全装置となります。
 
ポルシェ 整備

後部からの衝突時、このワイヤーがエンジンを引っ張ることで、
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

またリアエンジンのポルシェ 911はトランスミッションの上に
取り付けられたシルバーのパーツが衝突安全装置の役割を果たします。
 
ポルシェ 整備


後部からの衝突時に車体側に引っかかることで
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

ポルシェ整備 964カレラ2・エンジン 予防整備:RPMセンサーの交換     
2018.03.22

本日は、ポルシェ 964 カレラ2のRPMセンサーを通してトラブルの予防整備をご紹介致します。


RPMセンサーはエンジンの回転数を計測するセンサーです。
RPMは「Revolution Per Minute」の略で「1分間の回転数」を意味しています。
RPMセンサーは、フライホイールの回転を元にエンジンの回転数を計測 しています。
 
ポルシェ 整備


今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2のRPMセンサーは、
コードの付け根部分を覆う樹脂でできたカプラーの一部が割れていました。
 
ポルシェ 整備


現時点ではコードに損傷は見られず、トラブルは出ておりません。
ですが、今後この部分からコードが損傷し、RPMセンサーからコンピュータに
正しい信号が送られなくなるトラブルが発生することが予見できます。

コンピュータは、RPMセンサーで得られた回転数を元に
エンジンの燃料噴射量を導き出しています。

そのため、正常な信号が送られませんとエンジン不調、
または最悪の場合エンジンが始動しなくなる恐れがございます。


このようにムラタチューンでは、現時点でトラブルは出ていなくても、
今後トラブルにつながる要因を洗い出す予防整備を徹底しております。