ポルシェ整備 964 エンジン エンジンのフルオーバーホールの判断ポイント 2018.09.25
ポルシェのエンジンのフルオーバーホールの判断ポイントをご紹介します。
ここまでの状態ですとエンジンの通常のオーバーホールとなります。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964エンジンは多くの走行距離を重ねているため、
コンロッドをひとつ取り外してみて、フルオーバーホールを行う必要があるか判断をいたします。
コンロッドに取り付けられているコンロッドメタルをご覧ください。傷が付いていることがお分かりいただけます。
コンロッドメタルに傷があるということは、すなわちエンジンオイルの中に金属片など不純物が混じり、
それがエンジン内部に滞留しているということが判断できます。フルオーバーホールを行うことを判断するポイントの一つです。
ポルシェ整備 964 足回り リアのテンション プレートを通じた足回りの整備 2018.09.24
ポルシェのアライメント調整を行うテンションプレートをご紹介します。
お客様が持ち込まれたポルシェ 964から取り外したテンションプレートです。
車体側に固定するピローボール部分をご覧ください。ゴム製のダストブーツが劣化してひび割れ、塵が点いていることがお分かり頂けるかと思います。トラブルが発生する可能性が非常に高いのは明らかです。
テンションプレートは、ピローボール部分だけを交換することはできませんので、テンションプレートごとのアッセンプリー交換となります。しかしながら、テ ンションプレートは非常に高価なパーツのため、交換が必要な場合はお客様に詳細をご説明を行った上で、テンションプレートの交換を行います。
ポルシェ整備 993 ステアリングラック スラントゴムとラック・ブーツの修理・交換 2018.09.23
ポルシェ993のステアリングラックです。スラントゴムとラックブーツの交換を行います。
スラントゴムは、ステアリングを切るとゴム自体が寄れてステアリングを支える支点になる非常に重要なパーツです。スラントゴムが劣化してしまうと異音やステアリングを切った際にハンドルが切りにくくなるなどの症状が発生します。
一方ラックブーツは、オイルで満たされたステアリングラックの中に塵が侵入するのを防止するパーツです。
車体下のこの部分は非常に塵が入りやすく、ラックブーツが劣化してしまうと大量の塵がステアリングラックの中に入り、ステアリングラックを痛めてしまいます。
ステアリングラックは非常に高価なパーツのため、壊れてしまうと修理費が高額になってしまいます。「予防整備」という観点からも早めの交換をおすすめしています。
ポルシェ整備 964 カレラ2 経年劣化によるシャフトキャップからのオイル漏れ 2018.09.22
ポルシェ 964 カレラ2のインターミディエイトシャフトキャップからのオイル漏れをご紹介します。
ポルシェ整備 993 エンジン エア インテークの変形原因 その2 2018.09.21
本日は、ポルシェ 993のエンジンの診断・修理を行います。ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。