新着情報

986ボクスター オイルセパレーターの不具合
2019.08.12

題名に記したオイルセパレーターがどんな役割を担うのかは後で述べますが、まずは画像をご覧下さい。


以下の画像は黄丸で囲んだエアインテークパイプを取り外し点検した際に撮影したものです。


ご覧の通り内部にオイルが付着していることがお分かり頂けると思います。
エアインテークから何らかの原因でオイルが入り込むと燃焼室へ新気とともに取り込まれ、燃焼されるため凄まじい量の白煙がマフラーから排出されます。

その原因は主に2つあり、一つはオイルの入れ過ぎと、もう一つはオイルセパレーターの故障です。
ドライサンプ方式の知識がないガソリンスタンドやショップでオイル交換をするとオイルを入れ過ぎてしまい、このような状況で手に負えなくなりムラタチューンへ入庫します。

冒頭のオイルセパレーターとは、その名の通りブローバイガスからオイルを分離する部品です。
クランクケースから排出されるブローバイガスには未燃ガスと空気とオイルが混ざっており、オイルセパレーターが故障するとオイルがインテークパイプ内にリターンしてしまいます。


画像はオイルセパレーターで左が新品です。
インテークパイプ内部を洗浄した後、オイルセパレーターを交換することで直ります。

993 ひび割れたクーリングファン
2019.08.10

993カレラのクーリングファンのベルト交換時に何か擦っているような異音が聞こえたので、つぶさに点検を行ったところハウジングに擦り傷を発見しました。


原因はファンがハウジングに接触していることによります。
赤丸部分に擦った跡がついていることがお分かりになられるかと思います。


さらに違う角度から点検しました。
画像の赤丸部分のヒビは経年劣化によるもので交換前に既に見つかっていたのですが、ファンベアリングにもガタが生じていたので同時に交換しました。

ベルトを新品に交換すると初期伸びが発生するため装着時に馴染みを考慮してセッティングをする必要があります。











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ポルシェとフェラーリのエンブレムの共通性
2019.08.07

ポルシェとフェラーリのエンブレムの由来を紹介し、思わぬ共通点が見つかりました。

創業者であるエンツォ・フェラーリはレーシングドライバーでもあり、1923年6月にラヴェンナのサヴィオ・サーキットで観客を湧かせる見事な走りで優勝したエンツォは、バラッカの父であるエンリコ伯爵から祝福を受け、息子の跳ね馬を付ければ”幸運を運んでくれるでしょう”との提案を受け、渡されたといわれています。

もうひとつのフェラーリのエンブレムの由来についてはこんな説もあります。
バラッカが付けていた跳ね馬は撃墜したドイツ空軍機のものでなく、以前所属していた騎兵連隊の紋章であるといった説です。


ちなみに画像はイタリア陸軍第二騎兵連隊のエンブレムです。
右下に描かれている跳ね馬は確かにフェラーリのエンブレムに似て  mおり、同様にシュトゥットガルト市の跳ね馬にも似ています。


ご覧いただきまして皆様はどの説を信じますか。















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馬の紋章の共通点
2019.08.05

前回の続きです。
フェラーリとポルシェのエンブレムを比較してみましょう。


中央の馬の紋章が共通しています。
シュトゥットガルト市の紋章をコピーしたかのようです。

実はこのような説があります。
第一次世界大戦で撃墜王と呼ばれたイタリア空軍のエース、フランチェスコ・バラッカは撃墜したドイツ機を馬の図柄にあしらって自分の搭乗機に張り付けたそうです。撃墜した機の出撃した基地がシュトゥットガルト市だったのです。
1918年に彼が戦死した際に、両親がエンツォフェラーリ社にそのエンブレムを渡したといわれています。












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ポルシェのエンブレム
2019.08.03

ポルシェとフェラーリのエンブレムは似通っています。
両社ともに馬をシンボルにしていることから、そのような印象を受けるのかと思われます。
これら二つのエンブレムの関係は諸説あり、3回に分けて紹介いたします。

ポルシェのエンブレムは中央に馬、周囲に4個の模様が描かれています。



それぞれの絵柄はポルシェ社がある地域の紋章がモチーフになっています。
中央の馬はシュトゥットガルト市の紋章です。

馬の紋章ですが、躍動感だけを比較した場合よく似ています。
また、エンブレムの絵柄はバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章がモチーフにされています。




少しわかりにくいですが赤丸と青丸の部分が対応しています。

次回はフェラーリのエンブレムの由来の一つを紹介します。