ポルシェ整備 カイエンS エンジンルーム外のバッテリー
2014.03.21
エンジンルーム以外にバッテリーが搭載されている車種とご紹介致します。
通常、バッテリーはエンジンルーム内に収められていることがほとんどです。
本日は、ポルシェ カイエン Sです。
ポルシェ カイエン(全車種)は前列、左側シート下に搭載されています。
では、ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合はどうするのでしょうか?
そのため端子がエンジンルームの中にあります。
写真奥の端子がプラス、手前がマイナスの端子となっています。
ポルシェ整備 993エンジン 故障箇所診断と修理 その3
2014.03.20
引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。
本日は、シリンダーにつながるインテークです。
ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。
インテークにつきましては、以前にご紹介しましたがエアクリーナーから吸われた空気を密閉された状態でシリンダーヘッドに送り込むものであるため、このように変形してしまうとブーツと変形したインテークの間にできた隙間から余分な空気が入ってしまう恐れがあり、トラブルのもととなります。
考えられる要因としましては「熱による変形」または、「ブーツを締める際に必要以上の力が加わったこと」が考えられます。
ポルシェ整備 993エンジン 故障箇所診断と修理 その2
2014.03.19
引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。
昨日交換を行ったプラグコードに繋がっているディストリビューターです。ディストリビューターはイグニッションコイルから送られる高ボルトの電流を、各シリンダーコンバータに分配するとても重要な役割を担うパーツです。
ポルシェ 993のエンジンではインテーク側とエキゾースト側の2つのディストリビューターが付いたツインプラグになっています。これは燃焼効率を良くするためであるとともに、燃え残ったガスを燃やしマフラーから排出される排ガスをクリーンにする効果もあります。
明日に続きます。
ポルシェ整備 993エンジン 故障箇所診断と修理 その1
2014.03.18
本日より、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。
本日はまずは診断の際に見つかったプラグコードのひび割れの修理・交換を行います。プラグコードはゴム製のパーツのために、ほかのパーツに比べ劣化しやすく、ひび割れ等が起りやすいパーツのひとつです。
ひび割れたプラグコードを交換せずにそのまま使用し続けていくと、水分などが付着した際にリークを起こしてしまう恐れがあります。劣化したプラグコードはディストリビューターのキャップを除き、すべて新品に交換します。
明日に続きます。
ポルシェ整備 996GT2 キャリパーのオーバーホール
2014.03.17
本日は、ポルシェ 996 GT2のブレーキキャリパーのオーバーホールをご紹介します。
レーシングタイプのポルシェ 996 GT2 ブレーキキャリパーはキャリパーピストンが6個付いた6ポッドのブレーキとなっております。
キャリパーピストンを一つずつ取り外し、新品のキャリパーピストンに交換します。
ブレーキキャリパーの交換は通常はキャリパーごとの、アッセンブリー交換となりますが、
ムラタチューンではこのようにオーバーホールを行っております。