新着情報

ポルシェ整備 993 ステアリングのスラントゴムとラックブーツの交換
2014.08.20

 ポルシェ993のステアリングラックです。スラントゴムとラックブーツの交換を行います。

 


ポルシェ 整備


スラントゴムは、ステアリングを切るとゴム自体が寄れてステアリングを支える支点になる非常に重要なパーツです。スラントゴムが劣化してしまうと異音やステアリングを切った際にハンドルが切りにくくなるなどの症状が発生します。




一方ラックブーツは、オイルで満たされたステアリングラックの中に塵が侵入するのを防止するパーツです。

車体下のこの部分は非常に塵が入りやすく、ラックブーツが劣化してしまうと大量の塵がステアリングラックの中に入り、ステアリングラックを痛めてしまいます。




ステアリングラックは非常に高価なパーツのため、壊れてしまうと修理費が高額になってしまいます。「予防整備」という観点からも早めの交換をおすすめしています。

ポルシェ整備 964カレラ2 ファンベルトの張りによる異音の発生原因
2014.08.19

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2 ベルトをご紹介します。

ポルシェ 964 カレラ2には昨日ご紹介したクーリングファンとオルタネーターを動かすベルト以外に、
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトがあります。

ポルシェ 整備

点検のため、ポルシェ 964 カレラ2のエアコンを動かしてみると
エアコンのコンプレッサーを動かすためのベルトの周辺から異音が発生したため、確認を行いました。

すると「ベルトの張り」が強すぎたためにコンプレッサー側のベアリングに負荷がかかり、
異音が発生していたことがわかりました。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


ベルトはただ新品に交換すればよいというわけではなく、最適な張りに調整する必要があります。

ポルシェ整備 996 GT3 エアマスセンサーの修理と動作確認作業
2014.08.18


ポルシェ996 GT3エンジンのエアマスセンサーの故障の修理をご紹介いたします。
エアマスセンサーはエンジンへ吸入される空気の量を測るためのセンサーです。

エアマスセンサーが何らかの原因で故障してしまうとコンピュータに正しい吸入空気の量が伝わらず、
エンジンが正常に働かなくなります。

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今回のお客様が持ち込まれたポルシェ996 GT3は

2000〜3000回転で加速が鈍くなり、
4000〜5000回転に達するとリミッターが効いたようにエンジンが息継ぎをしてしまう

症状が発生しておりました。

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エアマスセンサーを新品に交換した後、コンピュータにパソコンを繋ぎ、
エアマスセンサーとエンジンが正常な動作を行っているかを確認します。

ポルシェ整備 964カレラ2 お客様に合わせたメンテナンスのご提案 
2014.08.17


ポルシェ 964 RS用の特別なバンプラバーをご紹介します。

お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2にはポルシェ社外品の通常よりも車高が低くなるショックアブソーバーが装着されております。

しかしながら、ショックアブソーバーと車体の間に装着されるべき、バンプラバーが装着されておりませんでした。

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この状態で走行を続けると路面の凹凸によってショックアブソーバーが車体にあたってしまう「底付き」のトラブルが発生してしまいますので、新しいバンプラバーを装着しなければいけません。

しかしながら、ポルシェ社外品のショックアブソーバーが装着されているため、ポルシェ 964 カレラ2用のバンプラバーでは全高が高すぎる状態でした。

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そこで、ムラタチューンでは、本来ポルシェ 964 RS用のバンプラバーを装着することをお客様に提案いたしました。

ポルシェ 964のレーシングバージョンである「RS」は「カレラ2」よりも車高が低いショックアブソーバーを装着しているため、その分バンプラバーも「カレラ2」も高さが低くなっております。

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写真の車体に装着されているのが、「カレラ2」用。手に持っているものが「RS」用のバンプラバーとなります。

ポルシェ整備 996カレラ ミッションマウントの交換 
2014.08.16


ポルシェ 996 カレラのミッションマウントの交換をご紹介します。


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ミッションマウントはトランスミッションを車体に固定するためのパーツで、
振動を緩和させるために内側がゴムで囲われた「ゴムブッシュ」となっております。

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ゴムブッシュのため、経年劣化によりひび割れたり、切れて破損することが多いパーツです。

ミッションマウントのゴムブッシュが切れてしまうと、トランスミッション自体が振動することとなり、
最悪の場合、トランスミッション内のギアの破損してしまう可能性があります