新着情報

ポルシェ整備 964カレラ2 マグネシウム素材特有のサビ その1
2015.02.17

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。


凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。
粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。


ポルシェ 整備
ポルシェ 整備


このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964カレラ2 フロントクロスメンバーの交換
2015.02.15

本日はポルシェ 964のフロントのクロスメンバーの交換をご紹介いたします。


クロスメンバーとは写真のシルバーのパーツのことで、
両サイドにあるサイドメンバーとともにステアリングラック、フロントのロアアームを支えているパーツです。

ちなみにポルシェ 964とポルシェ 993とでは、パーツに違いはなく同様のフロントクロスメンバー取り付けられています。


ポルシェ 整備



今回お客様のポルシェ964を点検してみると、サイドメンバーとブーツの隙間がほとんどないことがわかりました。
そこで、フロントクロスメンバーを取り外し、単体での点検を行いました。

下記が取り外したフロントクロスメンバーです。

ポルシェ 整備

水平な台の上に置き(赤線が水平のライン)写真を撮っておりますが、手前側だけ反り返っており、
全体が曲っていることがお分かりいただけます。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 カレラ2 経年劣化の症状 その2
2015.02.14

ポルシェ社純正のトラブル対策部品「マフラーステーの取り付け箇所のボルトを覆うスリーブ」をご紹介いたします。


マフラーステーは2か所をボルトで固定します。1か所はボルトの穴に対して直接ボルトを取り付けますが、もう一方はスリーブを咬ませて、長いボルトで固定する必要があります。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

このスリーブと固定される部分の接地面積が少ないため、ボルトが折れてしまう等のトラブルが発生しておりました。そこでポルシェ社では、接地面積を増したスリーブを対策部品として販売しています。

写真左側が通常のスリーブ、右側が対策部品のスリーブとなります。
下から見ると設置面積が増していることがお分かり頂けます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

1992年度以降に販売されたポルシェ 964からはこのパーツが付いており、
それ以前のポルシェ 964に関しては症状を発見次第、交換を行っております。

ポルシェ整備 964 カレラ2 経年劣化の症状 その1
2015.02.13

 
ポルシェ 964 カレラ2 パワーステアリングオイル漏れの修理をご紹介します。


写真をご覧くださいエンジンルーム内の黒いパーツが以前もご紹介したことのある
パワーステアリングオイルタンク、シルバーのパーツがパワーステアリングのオイルポンプです。

ポルシェ 整備


オイルポンプから車体前部のステアリングラックにオイルを送るためのオイルラインからオイル漏れが
確認できました。写真を見ると一見オイル漏れが見られませんが、オイルラインを切ってみるとオイルが黒く
滲み出していることがお分かりいただけます。

ポルシェ 整備


オイルラインのもう一方を見てみるとこちら側は表面にオイルがしみだしているのが確認できます。
詳細なオイル漏れ箇所を確認するため、車体からパーツを車体から取り外しと洗浄を行います。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 993 足回り タイロッドの経年劣化の症状例 
2015.02.12

タイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。

以前もご紹介したことのあるタイロッドは、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロットには、経年劣化による性能低下がみられました。

ポルシェ 整備

まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。

ポルシェ 整備

続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。

ポルシェ 整備

この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。