新着情報

ポルシェ整備 997 GT2RS ブレーキの構造〜新品への交換 その4 
2015.09.20

本日も引き続きポルシェ 997 GT2 RSに装着されている特殊なブレーキローターの構造をご紹介致します。
本日は豆知識として、サスペンションのカラー変更をご紹介します。

ポルシェ 997 GT2 RSのサスペンションには、赤いスプリングが取り付けられています。
それ以前のモデルは赤いスプリングが取り付けられていました。

ポルシェ 整備


通な方は、黄色いサスペンションといえばポルシェと同じドイツの「ビルシュタイン」を思い浮かべるのではないでしょうか。どことなく、それを意識したように感じられるカラー変更です。

ポルシェ整備 997 GT2RS ブレーキの構造〜新品への交換 その3 
2015.09.19

本日も引き続きポルシェ 997 GT2 RSに装着されている特殊なブレーキローターの構造をご紹介致します。


ポルシェ 997 GT2 RSには、「センターロック方式」と呼ばれるタイヤ固定方式が採用されています。

ポルシェ 整備


センターロックとは、通常の車で4~6本のボルト・ナットで固定するところを、1個のナットでタイヤをハブに固定する方式のことです。主にレーシングカーなどの素早いタイヤ交換が必要な場合で採用されいるものです。

ポルシェ 整備


ブレーキローターは赤いピンでハブに固定されており、ピンを付け替えを行なってブレーキローター交換を交換致しました。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

ポルシェ整備 997 GT2RS ブレーキの構造〜新品への交換 その2 
2015.09.18

本日も引き続きポルシェ 997 GT2 RSに装着されている特殊なブレーキローターの構造をご紹介致します。

ポルシェ 997 GT2 RSに装着されているブレーキローターの写真をもう一度ご覧ください。
一般的なブレーキローターと比べて何かが違うがお分かり頂けますでしょうか?

ポルシェ 整備


もうローターに少し近寄った写真を御覧ください。ベル部分とディスク部分に隙間があり、
それぞれ異なる素材で作られているのがお分かり頂けます。

ポルシェ 整備


これはフローティングディスクと呼ばれる構造で、軽量化とディスク部分の交換が容易にできるように考えられた構造となっています。

ポルシェ整備 997 GT2RS ブレーキの構造〜新品への交換 その1 
2015.09.17


本日よりポルシェ 997 GT2 RSのブレーキローター交換を通じて、
997 GT2 RSに装着されている特殊なブレーキローターの構造をご紹介致します。

写真が、ポルシェ 997 GT2 RSに装着されているブレーキローターです。

ポルシェ 整備


ブレーキローター内側のベル部分をご覧ください。
ベルの内側で色が変わり、2層構造になっていることがお分かり頂けます。

ポルシェ 整備



外側の銀色の部分は一般的なスチール製ですが、内側の黒い部分はカーボンセラミックでできています。
これは「ポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ」(略してPCCB)と呼ばれる特殊なブレーキシステムのパーツです。

100%スチールで作られているブレーキに比べて、このPCCBは非常に軽量で、耐久性に優れ、レスポンス性も優れています。F1などレースの世界では一般に使用されているカーボンブレーキを、市販車に利用できるようポルシェが開発した画期的なブレーキシステムです。

ポルシェ整備 996カレラ ブローバイバルブからのオイル漏れ修理 
2015.09.16

ポルシェ 996 カレラのエンジンのブローバイバルブからのオイル漏れの修理を行います。ブローバイバルブはエンジンルーム右リア奥に取り付けられています。


ポルシェ 整備


ブローバイバルブは、クランクケース内等に溜まる「ブローバイガス」の圧力を一定に保つためのものです。このブローバイガスの中には、エンジンオイルの他にガソリンが混じっており、それがオイル漏れの原因となります。

ポルシェ 整備


オイル漏れを防ぐためには、定期的にサーキットなどで高速走行を行う等、エンジンを十分に温める(油温を上げる)必要があります。そうすればブローバイガスの中からガソリンが蒸発してなくなるため、トラブルの発生を防ぐことができます。