新着情報

ポルシェ整備 964(91年式以前)純正トラブル対策部品 
2015.11.19

ポルシェ社純正のトラブル対策部品「マフラーステーの取り付け箇所のボルトを覆うスリーブ」をご紹介いたします。


マフラーステーは2か所をボルトで固定します。1か所はボルトの穴に対して直接ボルトを取り付けますが、もう一方はスリーブを咬ませて、長いボルトで固定する必要があります。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

このスリーブと固定される部分の接地面積が少ないため、ボルトが折れてしまう等のトラブルが発生しておりました。そこでポルシェ社では、接地面積を増したスリーブを対策部品として販売しています。

写真左側が通常のスリーブ、右側が対策部品のスリーブとなります。
下から見ると設置面積が増していることがお分かり頂けます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

1992年度以降に販売されたポルシェ 964からはこのパーツが付いており、
それ以前のポルシェ 964に関しては症状を発見次第、交換を行っております。

ポルシェ整備 993エンジン 長期間エンジンを動かさなかったことによるトラブル 
2015.11.18

本日は、あまりポルシェに乗らなかったことによるエンジンの虫食いをご紹介いたします。


写真は、お客様が持ち込まれたポルシェ993のエンジンのロッカーシャフトとロッカーアームを見たところです。
取り外してカムシャフトを見ると表面に大きな傷があることが確認できました。

ポルシェ 整備


これは「虫食い」と呼ばれるトラブルで、エンジンを十分に動かしていなかったために、
カムシャフトの表面からオイルコーティングが取れ、表面が腐食してしまいます。


カムシャフトは磨くことができませんので、新品に交換しました。
このようにポルシェは適度にエンジンをかけ、走行してあげることも長くトラブルなく乗る秘訣の一つです。

ポルシェ整備 FRポルシェ 968と928との比較
2015.11.17

共にフロントエンジンにエンジンが搭載され、リアタイヤが駆動するFRポルシェ「ポルシェ 968」と「ポルシェ 928」のエンジン比較をご紹介いたします。


写真は、「ポルシェ 928」のエンジンフードを開けたところです。8つの気筒を持ったV8エンジンが搭載されています。

ポルシェ 整備

一方の「ポルシェ 968」には直列4気筒エンジンが搭載されています。

ポルシェ 整備


直列4気筒という名称のエンジンですが、写真からもお分かり頂けるように実際には垂直ではなく気筒が若干傾いて搭載されています。

ポルシェ 整備

このことから「ポルシェ 928」に搭載されているV8エンジンを半分に切って、「ポルシェ 968」に搭載しているんではないか?という話もよく聞かれますが、実際には、両車のエンジンはまったく別のものとなり構成するパーツもほとんど同じものはありません。

ポルシェ整備 996 カレラ ミッションマウントの交換 
2015.11.16

ポルシェ 996 カレラのミッションマウントの交換をご紹介します。


ポルシェ 整備


ミッションマウントはトランスミッションを車体に固定するためのパーツで、
振動を緩和させるために内側がゴムで囲われた「ゴムブッシュ」となっております。

ポルシェ 整備


ゴムブッシュのため、経年劣化によりひび割れたり、切れて破損することが多いパーツです。

ミッションマウントのゴムブッシュが切れてしまうと、トランスミッション自体が振動することとなり、
最悪の場合、トランスミッション内のギアの破損してしまう可能性があります

ポルシェ整備 996GT3 経年劣化によるホーントラブル 
2015.11.14

本日は、ポルシェ 996 GT3のホーンの修理をご紹介いたします。

以前から何度かご紹介しておりますが、ホーンのトラブルは比較的発生しやすいトラブルです。
鳴りが悪い、また鳴らないといった症状が発生している場合は、点検をオススメいたします。

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ポルシェ 996 GT3のホーンには高音と低音の2種類のホーンが取り付けられています。
今回は高音側のホーンの修理・交換を行います。

ポルシェ 996 GT3のホーンはフロントの車体下、右側の穴の中に装着されています。
この穴から水などがホーン内部に侵入し、音が小さくなったり、鳴らないなどのトラブルが発生いたします。

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