新着情報

ポルシェ整備 964 経年劣化の発生しやすい箇所の紹介 その1   
2016.07.21

ポルシェ 964 カレラ2 パワーステアリングオイル漏れの修理をご紹介します。


写真をご覧くださいエンジンルーム内の黒いパーツが以前もご紹介したことのある
パワーステアリングオイルタンク、シルバーのパーツがパワーステアリングのオイルポンプです。

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オイルポンプから車体前部のステアリングラックにオイルを送るためのオイルラインからオイル漏れが
確認できました。写真を見ると一見オイル漏れが見られませんが、オイルラインを切ってみるとオイルが黒く
滲み出していることがお分かりいただけます。

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オイルラインのもう一方を見てみるとこちら側は表面にオイルがしみだしているのが確認できます。
詳細なオイル漏れ箇所を確認するため、車体からパーツを車体から取り外しと洗浄を行います。

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ポルシェ整備 964 カレラ2 車検の時に点検項目!ブレーキフルードエア抜きバルブ   
2016.07.20

ポルシェ 964 カレラ2 ブレーキフルードのエア抜きバルブをご紹介します。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードの中に入った空気を抜くためのバルブです。
写真のようにブレーキキャリパーに取り付けられています。

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お客様のポルシェ 964 カレラ2から、ブレーキフルードのエア抜きバルブを取り外しました。
写真を見て頂くとバルブの中央部分がサビていることがお分かり頂けるかと思います。

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この状態のまま放置しておくとサビが進行していきくと、エア抜きバルブが折れてしまう可能性があり、
ブレーキキャリパーから取り外すことができなくなります。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードを交換するときに外す必要がありますので、
折れてしまうとブレーキフルードの交換そのものができなくなってしまいます。

ブレーキフルードは2年に1度の車検の際には、必ず交換しなければいけませんので、
その際にブレーキフルードのエア抜きバルブにサビがあれば早めに新品に交換して頂くことをオススメします。

ポルシェ整備 996 ターボ 経年劣化でトラブルが発生しやすい箇所     
2016.07.19

ポルシェ 996 ターボのエンジンのトラブルが発生しやすいソレノイドバルブをご紹介いたします。


ソレノイドバルブはターボチャージャーとアクチュエーターを繋ぐパーツです。
写真を見て頂くと接合部に向けて曲っている/変形していることがおわかりいただけます。

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この部分に長期的に負荷ががかかることによって、ソレノイドバルブが切れてしまう症状が
出ているポルシェ 996ターボをよく見かけます。

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ポルシェ996ターボのトラブルが発生しやすい箇所のひとつです。

ポルシェ整備 964 カレラ RS オイルホースの交換・加工
2016.07.18

ポルシェ964 カレラRSのオイルクーラーの追加と同時にオイルタンクから右フロントのオイルクーラーまでを繋ぐオイルホース・オイルパイプの交換を行います。

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オイルホースはゴム製、オイルパイプは金属でできており、一体成型のパーツとなります。通常の交換ですとオイルホース・オイルパイプすべて(右リアタイヤ前のオイルタンクから右フロントタイヤ前のオイルクーラーまで)を交換しなければいけません。

オイルホース・オイルパイプが一体成型のためパーツ自体が高価なこと、またゴム製のオイルホースが劣化していてもオイルパイプはそのまま使用できる場合があるので、オイルホースのみを耐久性の高いステンメッシュホースに交換することをおすすめしています。

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ただ、オイルホース・オイルパイプは元々一体成型のパーツのため、オイルホースのみを交換・加工は非常に高い技術が必要となります。

ポルシェ整備 964 カレラ RS オイルクーラーの取付    
2016.07.17

ポルシェ964 カレラRSの左フロントにオイルクーラーの取り付けを行います。ポルシェ964のオイルクーラーは通常右フロントだけに取り付けられています。

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またポルシェ964 カレラ2の左フロントには通常エアコンのエアコンデンサーが取り付けられていますが、レーシングバージョンに特化したポルシェ964 カレラRSにはエアコンデンサーは取り付けられておりません。

取り付けには純正のオイルクーラーを左フロントに取り付けできるよう、オイルクーラーと車体側の両方を加工する必要があります。
加工が完了しましたら、右フロントのオイルクーラーと左フロントのオイルクーラーをオイルホースでつなぎます。

左右両方にオイルクーラーが付くことで、エンジンオイルの冷却容量が上昇し、それによってエンジンに優しいチューニングとなります。




明日に続きます。