新着情報

ポルシェ整備 ボクスター MR衝突安全装置の紹介  
2016.08.20

ポルシェの車体についている衝突安全装置をご紹介します。


本日ご紹介するのはポルシェの衝突安全装置のひとつで、
車体下部に取り付けられ、後部から衝突された際に衝突の衝撃でエンジンが
座席部分にまで押し出されるのを防止します。

乗員保護を目的としたパーツです。

ミッドシップエンジンのポルシェ ボクスターは
車体のクロスメンバー部分から出たワイヤーが衝突安全装置となります。

ポルシェ 整備

後部からの衝突時、このワイヤーがエンジンを引っ張ることで、
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

またリアエンジンのポルシェ 911はトランスミッションの上に
取り付けられたシルバーのパーツが衝突安全装置の役割を果たします。

ポルシェ 整備


後部からの衝突時に車体側に引っかかることで
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

ポルシェ整備 997 GT3 スターター不具合によるエンジン始動トラブル  
2016.08.19

ポルシェ 997 GT3 スターターの単体点検をご紹介します。

スターターとは、エンジンを始動させるためのパーツです。エンジン始動の指令がコンピュータからスターターに送られるとスターター内部のモーターが回転し、モーターの先に取り付けられたギアがフライホィールを回すことで、エンジンが始動する仕組みになっています。

ポルシェ 整備

お客様が今回持ち込まれたポルシェ 997 GT3はエンジンがかかりにくいトラブルが発生しておりました。
コンピュータやエンジン本体など様々な原因を探った結果、スターターに問題がある可能性を考え、車体から取り外して、スターターの単体点検を行いました。

ポルシェ 整備

単体点検とは、スターターの電極に電流を流して、エンジン始動の状態を再現し、スターター内部のモーターが正常に動くかどうかを確認する点検方法です。

ポルシェ 整備


単体点検を行ってみたところ、やはりスターターは動かず、スターター自体に問題があったことがわかりました。

ポルシェ整備 993・足回り 純正スポーツタイプへのチューニング   
2016.08.18

ポルシェ 993の足回りのショックアブソーバーの交換をご紹介します。


このショックアブソーバーは、「オプションコード M-030」と呼ばれるスペシャルシャーシに
搭載されるもので、ポルシェ純正スポーツタイプとなります。

ポルシェ 整備


写真はノーマルと並べたところです。性能・目的別に色で区別されていて、
一目でどのショックアブソーバーなのか区別がつくようになっております。

ポルシェ 整備


またショックアブソーバーに取り付けられるコイルスプリングは車高落とすために上部が細く、
下部が太くなっています。

ポルシェ 整備


これはコイルスプリングの遊びを減らすために長さを保ちつつも、車高を落とすためのポルシェ社の工夫です。

ポルシェ整備 993 カレラ エンジン プラグコードの修理〜交換   
2016.08.17

ポルシェ 993のエンジンの診断・修理を行っていきます。

 

まずは診断の際に見つかったプラグコードのひび割れの修理・交換を行います。プラグコードはゴム製のパーツのために、ほかのパーツに比べ劣化しやすく、ひび割れ等が起こります。


ポルシェ 整備

ひび割れたプラグコードをそのまま使用し続けていくと、水分などが付着しリークを起こしてしまう恐れがあります。劣化したプラグコードはディストリビューターのキャップを除き、すべて新品に交換します。


ポルシェ 整備

明日に続きます。

ポルシェ整備 996 GT3 エンジン コンピュータ使った動作確認
2016.08.16

ポルシェ996 GT3エンジンのエアマスセンサーの故障の修理をご紹介いたします。
エアマスセンサーはエンジンへ吸入される空気の量を測るためのセンサーです。

ポルシェ 整備


エアマスセンサーが何らかの原因で故障してしまうとコンピュータに正しい吸入空気の量が伝わらず、
エンジンが正常に働かなくなります。

今回のお客様が持ち込まれたポルシェ996 GT3は

2000~3000回転で加速が鈍くなり、
4000~5000回転に達するとリミッターが効いたようにエンジンが息継ぎをしてしまう

症状が発生しておりました。

エアマスセンサーを新品に交換した後、コンピュータにパソコンを繋ぎ、
エアマスセンサーとエンジンが正常な動作を行っているかを確認します。

ポルシェ 整備