新着情報

ポルシェ整備 996 カレラ ブローバイバルブからのオイル漏れ修理      
2016.09.20

ポルシェ 996 カレラのエンジンのブローバイバルブからのオイル漏れの修理を行います。ブローバイバルブはエンジンルーム右リア奥に取り付けられています。

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ブローバイバルブは、クランクケース内等に溜まる「ブローバイガス」の圧力を一定に保つためのものです。このブローバイガスの中には、エンジンオイルの他にガソリンが混じっており、それがオイル漏れの原因となります。
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オイル漏れを防ぐためには、定期的にサーキットなどで高速走行を行う等、エンジンを十分に温める(油温を上げる)必要があります。そうすればブローバイガスの中からガソリンが蒸発してなくなるため、トラブルの発生を防ぐことができます。
 

ポルシェ整備 993 ショックアブソーバーのノーマル→純正スポーツタイプへの交換   
2016.09.19

ポルシェ 993の足回りのショックアブソーバーの交換を行います。

 

オプションコード M-030と呼ばれるスペシャルシャーシに搭載されるショックアブソーバーで、ポルシェ純正スポーツタイプとなります。

 

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写真はノーマルと並べたところです。色で区別されていて一目で区別がつくようになっています。

 

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ショックアブソーバーに取り付けられるコイルスプリングは車高落とすために上部が細く、下部が太くなっています。これはコイルスプリングの遊びを減らすために長さを保ちつつも、車高を落とすための工夫となります。

 

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ポルシェ整備 993 ステアリングラッのスラントゴムとラックブーツの修理・交換   
2016.09.18

ポルシェ993のステアリングラックです。スラントゴムとラックブーツの交換を行います。

 

 

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スラントゴムは、ステアリングを切るとゴム自体が寄れてステアリングを支える支点になる非常に重要なパーツです。スラントゴムが劣化してしまうと異音やステアリングを切った際にハンドルが切りにくくなるなどの症状が発生します。

 

 

一方ラックブーツは、オイルで満たされたステアリングラックの中に塵が侵入するのを防止するパーツです。

車体下のこの部分は非常に塵が入りやすく、ラックブーツが劣化してしまうと大量の塵がステアリングラックの中に入り、ステアリングラックを痛めてしまいます。

 

 

ステアリングラックは非常に高価なパーツのため、壊れてしまうと修理費が高額になってしまいます。「予防整備」という観点からも早めの交換をおすすめしています。

ポルシェ整備 993 ターボ ドライブシャフトの破損の症状診断〜修理   
2016.09.17

本日は、ポルシェ 993 ターボのドライブシャフト破損の修理をご紹介いたします。


ドライブシャフトは、エンジン・トランスミッションからの動力をタイヤに伝える重要なパーツです。
走行中は常に大きな力を受けているため、消耗品のひとつとなります。
 
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メンテナンスせず、使用し続けると最悪の場合、シャフトが折れ重大なトラブルにつながります。
 
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ドライブシャフトは、デフ側(写真左・トランスミッション側)は分解・交換することができますが、ハブ側(写真右・ホイール側)は分解す
 

ポルシェ整備 964 高温下でエンジンがかかりづらいトラブル    
2016.09.16

本日は、ポルシェ 964のフューエルプレッシャーレギュレーターのトラブルをご紹介します。


フューエルレギュレーターは、燃圧を一定に保つためのパーツで中にゴムの膜があり、そのゴムの下側に燃料、上側がインテーク側に繋がっており、互いの圧力で燃圧を制御しています。

お客様の持ち込まれたポルシェ 964は、温感始動時にエンジンがかかりにくい症状が発生しておりました。
 
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フューエルレギュレーターを調べてみるとフューエルレギュレーターの中のゴムが破れていてることがわかりました。燃料側とインテーク側とを隔てるゴムが破 れていたため、インテークマニホールド側に燃料に燃料が送られ、インテークを通じて余分な燃料がエンジンに送られていました。

それにより想定された量に比べて燃料が濃くなり、特に高温下でのエンジンがかかりにくい症状につながっておりました。
 
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