新着情報

ポルシェ整備 964 リアサスペンションのアッパーマウントの経年劣化    
2016.11.20

ポルシェ 964のリアサスペンションを取り付けるアッパーマウントの経年劣化です。

リアのアッパーマウントは、フロントのアッパーマウントに比べるとステアリングを切ることがないため、負担が小さいパーツです。
 
ポルシェ 整備


ですが、ポルシェ964は最初のモデルが発売開始されてから約22年経過しているため、
経年劣化によってアッパーマウントが切れる症状が多く発生しています。
またポルシェ964の次のモデルであるポルシェ993にも同様の症状が見られます。
 
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ムラタチューンでは点検の際、必ずこの部分の確認を行っており、
症状が見つかれば交換をお勧めしております。

ポルシェ整備 964カレラ2 オイルフィラーキャップの経年劣化によるオイル漏れ  
2016.11.19

ポルシェ 964 カレラ2 オイルフィラーキャップの交換をご紹介します。


オイルフィラーキャップは、エンジンオイルの注ぎ口を閉めるキャップのことです。
ペットボトルのキャップ等と同じようにスクリュー式に回転させて、閉める形となります。
 
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お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2を点検する中で、オイルフィラーキャップを
開け閉めを行なうとうまく閉まらないことが度々発生しておりました。

オイルフィラーキャップを外して調べてみると新品の状態に比べて口が広っていることが
確認できました。写真の左側が新品、右側がお客様のポルシェに付いていたものです。
若干ながら、大きさが異なることがご確認頂けます。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


エンジンルーム内という非常に高温な環境にあること。また長年開け閉めすることで、
オイルフィラーキャップの口が広がってしまい、発生したトラブルです。

緊急性のあるトラブルではございませんが、ここからエンジンオイルが漏れる可能性もございます。
また他のパーツに比べ、安価で新品に交換できることもあり、お客様に新品への交換をお勧め致しました。

ポルシェ整備 964 カレラ4 エンジンオーバーホール・純正対策部品スタッドボルトの紹介  
2016.11.18

ポルシェ社純正の対策部品のひとつスタッドボルトをご紹介いたします。

スタッドボルトはクランクケースにシリンダーを取り付ける長いボルトのことです。
 
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今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ4のエンジンを見てみるとスタッドボルトが折れておりました。
折れたボルトを含め、すべてのスタッドボルトを新品に交換いたします。
 
ポルシェ 整備

新品の新しいスタッドボルトを組み付けました。
 
ポルシェ 整備

交換前(左)と交換後(右)の写真をご覧ください。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備

交換前と交換後でスタッドボルトの形状が異なることがお分かり頂けます。
交換後のスタッドボルトは、交換前に比べてボルト全体に刻みがあり、太くなっています。

これはポルシェの対策部品のひとつで、ポルシェ993のエンジンからこの対策済みのスタッドボルトが使用されております。
 

ポルシェ整備 993/足回り 純正スポーツショックへのチューニング   
2016.11.17

ポルシェ 993の足回りのショックアブソーバーの交換をご紹介します。


このショックアブソーバーは、「オプションコード M-030」と呼ばれるスペシャルシャーシに
搭載されるもので、ポルシェ純正スポーツタイプとなります。
 
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写真はノーマルと並べたところです。性能・目的別に色で区別されていて、
一目でどのショックアブソーバーなのか区別がつくようになっております。
 
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またショックアブソーバーに取り付けられるコイルスプリングは車高落とすために上部が細く、
下部が太くなっています。
 
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これはコイルスプリングの遊びを減らすために長さを保ちつつも、車高を落とすためのポルシェ社の工夫です。
 

ポルシェ整備 987ボクスター ステアリングラックからのオイル漏れ修理  
2016.11.16

ポルシェ 987 ボクスターのステアリングラックからのオイル漏れをご紹介します。

お客様が持ち込まれたポルシェ 987 ボクスターの点検を行うとステアリングラックのゴムブーツからオイルが滴っていることが確認できました。
 
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ステアリングラックの中はオイルで満たされており、そこからなんらかの原因で外にオイルが漏れだしたものと考えられます。走行中は常に左右に動く部分となりますので、このままオイル漏れを放置しておくとハンドルを切る毎にオイルが外に押し出され、オイル漏れが進行していきます。
 
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ステアリングラックは、個々のパーツ交換が行うことができないため、ステアリングラックごとの
アッセンブリー交換となるため、非常に高価なパーツです。
 
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しかしながら、重大なトラブルにつながる可能性があるため、お客様に症状を丁寧に説明し新品への交換を行いました。