新着情報

ポルシェ整備 エンジンルーム外に搭載されたバッテリー・カイエン  
2016.12.21

エンジンルーム以外にバッテリーが搭載されている車種とご紹介致します。

通常、バッテリーはエンジンルーム内に収められていることがほとんどです。

本日は、ポルシェ カイエン Sです。
ポルシェ カイエン(全車種)は前列、左側シート下に搭載されています。
 
ポルシェ 整備


では、ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合はどうするのでしょうか?
そのため端子がエンジンルームの中にあります。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 パワ-ステアリングの仕組み〜オイル漏れ修理 その2   
2016.12.20

引き続き、ポルシェ 964のパワーステアリングの仕組みをご紹介いたします。
今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964はパワーステアリングのポンプからオイル漏れが発生しておりました。

ポンプ表面に付着しているピンク色の液体が漏れだしたオイルです。常に圧力がかかっている部分のため、一度オイル漏れが発生するとオイルが漏れ続ける形となります。
 

ポルシェ 整備



パワーステアリングのポンプはポルシェ純正品のアッセンプリー交換もしくは、修理となりますが、
今回はお客様のご希望の納期に合わせるためアッセンブリー交換いたしました。

ポルシェ整備 964 パワ-ステアリングの仕組み〜オイル漏れ修理 その1   
2016.12.19

ポルシェ 964のパワーステアリングの仕組みをご紹介いたします。

ポルシェ 964のパワーステアリングは、カムシャフトの回転力を元にした油圧式のパワーステアリングです。
 
ポルシェ 整備

エンジンのカムシャフトの回転をパワーステアリングのベルトに伝え、写真上部に取り付けられたパワーステアリングのポンプに送ります。
 
ポルシェ 整備


そしてポンプがステアリングラックへオイルを圧送することにより、ステアリング操作をアシストします。
 
ポルシェ 整備


明日に続きます。

ポルシェ整備 MRポルシェ ミッドシップ車に搭載された衝突安全装置    
2016.12.18

ポルシェの車体についている衝突安全装置をご紹介します。


本日ご紹介するのはポルシェの衝突安全装置のひとつで、
車体下部に取り付けられ、後部から衝突された際に衝突の衝撃でエンジンが
座席部分にまで押し出されるのを防止します。

乗員保護を目的としたパーツです。

ミッドシップエンジンのポルシェ ボクスターは
車体のクロスメンバー部分から出たワイヤーが衝突安全装置となります。
 
ポルシェ 整備

後部からの衝突時、このワイヤーがエンジンを引っ張ることで、
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

またリアエンジンのポルシェ 911はトランスミッションの上に
取り付けられたシルバーのパーツが衝突安全装置の役割を果たします。
 
ポルシェ 整備


後部からの衝突時に車体側に引っかかることで
エンジンが座席部分にまで押し出されるのを防ぎます。

ポルシェ整備 964 経年劣化による不具合が発生しやすい箇所 その3  
2016.12.17

ポルシェ 964 カレラ2に装着されているポルシェ純正のショックアブソーバーのトラブルをご紹介します。


ポルシェ 964 カレラ2はコイルスプリング、ショックアブソーバーを一体型に組み合わせた
コンパクトなストラッド式サスペンションが採用されています。写真は平常時の状態です。
 
ポルシェ 整備



ショックアブソーバーの中にはピストンとオイル、ガスが入っており、路面から受ける振動を減衰する装置です。
ポルシェ 964 カレラ2が発売されたのは今から21年前の1990年。

発売から21年も経過しておりますので、中のオイルが無くなったり、ガスが抜けたりして
ショックアブソーバーが正常に機能しない場合が多く、ポルシェ964のトラブルが発生しやすい箇所のひとつです。

 
ポルシェ 整備


写真のように減衰時ピストンを押しても上に戻る力が無くなっています。