新着情報

ポルシェ整備 ボクスター フューエルフラップの開閉トラブル〜修理   
2017.01.21

ポルシェ 986 ボクスター フューエルフラップの修理を行います。

フューエルフラップは給油口をカバーする部分です。
 
 



このフューエルフラップの開閉の動きとフューエルフラップが開いた状態で固定するヒンジ部分にひび割れが頻繁に発生します。ひび割れが発生するとフューエルフラップが固定されず、自由に動いしてしまいボディに傷をつける恐れがあります。
 
ポルシェ 整備


走行性能には直接関係のない部分ですが、安価で修理が可能なパーツのため修理をおすすめしております。

 

ポルシェ整備 964以前から変わらない信頼性の高いパーツ    
2017.01.20

ポルシェのエンジンオイルの油圧計測する油圧センサーをご紹介します。


この油圧センサーは、ポルシェ964以前から現在のポルシェ997に至るまで、ほぼすべてのポルシェ911に同様の油圧センサーが取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



ポルシェ 964のエンジンの油圧センサーは写真のように、クランクケースに取り付けられています。

 
ポルシェ 整備



写真の細い穴からセンサー内にエンジンオイルが入ることによって、油圧を計測しています。
 
ポルシェ 整備

ポルシェ整備 993 燃料タンク内のフューエルフィルター     
2017.01.19

ポルシェ 964、ポルシェ 993の燃料タンク内にあるもうひとつのフューエルフィルターをご紹介します。
フューエルフィルターというと通常は、エンジンルームの中にあるものを指します。写真中央、銀色のパーツがフューエルフィルターです。
 

ポルシェ 整備



ポルシェ 964、ポルシェ 993には、燃料タンクから燃料を外に出す穴の部分がフューエルフィルターの形状をしており、この部分である程度粒の大きい塵を除去します。
 

ポルシェ 整備



ポルシェ 964、ポルシェ 993の燃料タンクからエンジンまでの燃料の供給ルートをご説明しますと

【燃料タンク→燃料ポンプ→フューエルフィルター→エンジン】

という流れで、エンジンに燃料が送られます。

燃料タンクと燃料ポンプの間にはフューエルフィルターがないため、燃料ポンプに粒の大きい塵が入らないように考えられて設計されています。

ポルシェ整備 968/928比較 半分に切られた同じエンジン?
2017.01.18

共にフロントエンジンにエンジンが搭載され、リアタイヤが駆動するFRポルシェ「ポルシェ 968」と「ポルシェ 928」のエンジン比較をご紹介いたします。


写真は、「ポルシェ 928」のエンジンフードを開けたところです。8つの気筒を持ったV8エンジンが搭載されています。

 
ポルシェ 整備



一方の「ポルシェ 968」には直列4気筒エンジンが搭載されています。
 
ポルシェ 整備


直列4気筒という名称のエンジンですが、写真からもお分かり頂けるように実際には垂直ではなく気筒が若干傾いて搭載されています。

 
ポルシェ 整備



このことから「ポルシェ 928」に搭載されているV8エンジンを半分に切って、「ポルシェ 968」に搭載しているんではないか?という話もよく聞かれますが、実際には、両車のエンジンはまったく別のものとなり構成するパーツもほとんど同じものはありません。

ポルシェ整備 993 エンジン インテークの変形原因/修理 その2    
2017.01.17

ポルシェ整備 ポルシェ 993エンジン インテークの変形

本日は、ポルシェ 993のエンジンの診断・修理を行います。ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。
引き続き、ポルシェ 993のエンジンのインテークの診断・修理を行っていきます。

インテークは、シリンダーヘッドに取り付けられたままでは見えない下部の部分にヒビが入るトラブルが頻繁に発生します。
 
 


まずは点検鏡を使用して、取り付けた状態で上部からは見えないインテーク下部のチェックを行っていきます。何らかの異常が見受けられるとインテークをシリンダーヘッドから外して実際に確認を行います。
 
 


今回のポルシェ 993のエンジンにはヒビは発生しておりませんでしたが、ヒビが発生したインテークは写真のようになります。
 
ポルシェ 整備