新着情報

ポルシェ整備 996 GT3・エンジン バリオカムソレノイド内からのオイル漏れ症例     
2018.04.20

ポルシェ 996 GT3のバリオカムソレノイドからのオイル漏れを行います。バリオカムソレノイドはバルブタイミングの進角装置で、水冷エンジンのポルシェには写真のパーツが取り付けられています。

 
ポルシェ 整備


エンジンオイル漏れは普通、パーツとパーツの間のシール部分に発生することが多いですが、このバリオカムソレノイドに関しましては、コネクタの中を伝わってオイル漏れが発生することがよくあります。
 
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ポルシェ整備 993・エンジン 遮熱版のサビ落とし〜サビ止め加工        
2018.04.19

ポルシェ 993のエンジンのキャタライザーをカバーする遮熱版です。

表面に付いた錆を落としていきます。シルバーのキャタライザー遮熱版表面の薄ら黒ずんでいる部分が腐食箇所となります。
 
ポルシェ 整備


チェーンハウジングと同様に遮熱版の表面を磨いて錆を落とし、錆止めを塗ってから塗装を行います。修理と同時に、錆の侵攻を防いで今後もキレイに乗っていただけるよう丁寧に作業を行います。
 
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ポルシェ整備 964・エンジン オーバーホールからエンジン加工〜チューンへ       
2018.04.18

本日は、ポルシェ964のエンジンのチューニングをご紹介いたします。


写真はオイル落としとバリ取りを行った状態のエンジンブロックです。
エンジンオーバーホールと言われる作業は、通常このオイル落としとバリ取りまで行うことをです。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


しかしながら今回のポルシェ964のエンジンはブロックを加工してエンジンオイルの流れを改善し、
駄肉を落とす等、エンジン内部の更なる機能効率向上を図る為の加工を施しています。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


エンジン内部の加工は、長年に渡ってポルシェエンジンを加工し培われた経験が不可欠になります。
ムラタチューンこだわりのチューニング方法のひとつです。

ポルシェ整備 エンジン オーバーホール前のトラブル箇所の診断例        
2018.04.17

エンジンのオーバーホールにあたって、トラブル箇所の診断を行っていきます。写真はエンジンの下からの1枚。エキゾーストマニホールドとエンジンブロック の間から、シリンダーヘッドが3つ確認できます。左側のシリンダーヘッド(6番シリンダー)が右の2つのシリンダーヘッドと異なり、黒く変色していること が見えます。

ポルシェ 整備
したがいましてこの6番シリンダーヘッド付近からエンジンオイルが漏れていると診断されます。しかし実際にどこから漏れているのかは、この状態ではわかり ません。トラブルの箇所を正確に特定するためには実際にエンジンを分解し、シリンダーヘッド内部に圧力をかけるリークテストでトラブル箇所を正確に特定し ます。
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ポルシェ整備 964 カレラ2・エンジン ファンベルトの経年劣化の症例         
2018.04.16

ポルシェ 964 カレラ2 ベルトの経年劣化をご紹介します。

エンジンのパーツのひとつであるベルトはエンジンの回転数に合わせて動き、
クーリングファンとオルタネーターを動かす動力となります。
 
ポルシェ 整備

今回お客様が車検のために持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2を点検してみたところ、
クーリングファンとオルタネーターのベルトともに通常よりゆるくなっておりました。

ベルトを取り外してベルトの裏を確認してみるとゴムが劣化していることがお分かり頂けます。
 
ポルシェ 整備


このまま放置しておくと最悪の場合、ベルトが切れてしまう恐れがあります。
クーリングファンのベルトが切れてしまうと空冷エンジンの肝であるクーリングファンが動かなくなり、
重大なエンジントラブルに繋がります。
またオルタネーターのベルトが切れると発電を行わなくなり、バッテリーが上がってエンジンが
始動しなくなります。

ベルトの経年劣化は深刻なトラブルにつながってしまうため、定期的な点検と交換を行ってください。