新着情報

ポルシェ整備 996 GT2・トランスミッション 組付け作業 その6   
2018.06.20

引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションのギアチェンジの仕組みを紹介します。
 

ポルシェ 整備



センターケースを取り付けた後の写真です。
トランスミッションの外側にレバーがふたつあるのがご確認いただけるかと思います。
 

ポルシェ 整備



これはシフトフォークを動かすレバーで、昨日ご紹介したセレクターレバーシャフトに繋がっています。
また運転席にあるシフトレバーにも繋がっており、シフトチェンジが行われます。

従いましてギアチェンジの一連の仕組みは

【シフトレバーでギアチェンジを行う】

【シフトフォークを動かすレバーが動く】

【セレクターレバーシャフトが回転もしくは前後に動き、ギアが変わる】

となります。

ポルシェ整備 996 GT2・トランスミッション 組付け作業 その5   
2018.06.19

本日はポルシェ 996 GT2 トランスミッションの

ポルシェ 整備


ギアチェンジの仕組みを紹介します。

写真はセンターケースを組み付ける前です。
左側から5本の銀色のシャフトが組み付けられているのがご確認いただけます。
 

ポルシェ 整備



上からそれぞれ

【3速・4速のシフトフォークを支持するシャフト】
【5速・6速のシフトフォークを支持するシャフト】
【セレクターレバーシャフト】
【バックギアのシフトフォークを支持するシャフト】
【1速・2速のシフトフォークを支持するシャフト】

となっております。

その中のセレクターレバーシャフトがギアチェンジを行うために重要なパーツで、
セレクターレバーシャフトの回転と前後に動くことによってギアチェンジが行われます。


明日に続きます。

ポルシェ整備 996 GT2・トランスミッション 組付け作業 その4   
2018.06.18

引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
本日はギアの組み付けが完了いたしましたのでピニオンとリングギアのバックラッシュの測定を行います。
 

 



バックラッシュはギアとギアのかみ合わせ部分にできるわずかな隙間のことです。
バックラッシュが正常な値になっていないと力のロスが発生したり、ギアを痛めてしまう原因となります。
 

 



バックラッシュの測定はボックスが溶接されたツールを用いてインプットシャフト側が回らないように固定し、
リングギア側を動かして、その動いた値をダイヤルゲージで測定します。
 

 



明日に続きます。

ポルシェ整備 996 GT2・トランスミッション 組付け作業 その3   
2018.06.17

引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。

本日はインプットシャフト、カウンターシャフトにギアの組み付けが完了しましたので、続いてセンターケースを組み付けて、5速、6速とリバースギアを組み付けていきます。

 

 

ポルシェ 整備


写真右・センターケース側から6速、5速、リバースギアとなります。トランスミッションへのギアの組み付けの一連の作業となります。

 

 

ポルシェ 整備


明日に続きます。

ポルシェ整備 996 GT2・トランスミッション 組付け作業 その2   
2018.06.16

引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。本日はトランスミッション下部のカウンターシャフトにギアを組み付けていきます。
 

ポルシェ 整備



インプットシャフトに取り付けられたギアと対になっているため、写真右から1速、2速、3速、4速のギアとなります。
 

ポルシェ 整備



3速、4速のギアの間をよく見て頂くとインプットシャフトにはない、小さなギアが取り付けられているのが
確認いただけます。これはオイルポンプ用のギアです。

明日に続きます。