新着情報

ポルシェ整備 モデルチェンジでも変わらない油圧センサー     
2018.07.21

ポルシェのエンジンオイルの油圧計測する油圧センサーをご紹介します。

 
ポルシェ 整備


この油圧センサーは、ポルシェ964以前から現在のポルシェ997に至るまで、ほぼすべてのポルシェ911に同様の油圧センサーが取り付けられています。
 
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ポルシェ 964のエンジンの油圧センサーは写真のように、クランクケースに取り付けられています。
 
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写真の細い穴からセンサー内にエンジンオイルが入ることによって、油圧を計測しています。

ポルシェ整備 993 タイロッドの経年劣化の症例    
2018.07.20

本日はポルシェ 993のタイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。
以前もご紹介したことのあるタイロッド は、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロッドには、経年劣化による性能低下がみられました。
 
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まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。
 
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続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。
 
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この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。

ポルシェ整備 993 ターボ ドライブシャフトの破損の症例・修理   
2018.07.19

ポルシェ 993 ターボのドライブシャフト破損の修理を行います。ドライブシャフトはエンジン・トランスミッションからの動力をタイヤに伝える重要なパーツです。走行中は 常に大きな力を受けているため、消耗品のひとつとなります。メンテナンスせず、使用し続けると最悪の場合、シャフトが折れ重大なトラブルにつながります。

 
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ドライブシャフトは、デフ側(写真左・トランスミッション側)は分解・交換することができますが、ハブ側(写真右・ホイール側)は分解することができないため、ドライブシャフトごとアッセンブリー交換となります。
 
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ポルシェ整備 993 ブレーキ より性能・耐久性の高いブレーキホースへの交換  
2018.07.18

ポルシェ 993のブレーキホースの交換をご紹介いたします。

ポルシェ 993はじめ、ポルシェの車には通常はゴムのブレーキホースが取り付けられていますが、ムラタチューンでは、ステンメッシュのホースに交換をオススメしております。
 
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ステンメッシュのブレーキホースの利点は、ゴム製のブレーキホースに比べ耐久性が高いことがあげられます。

また性能面からも、ゴム製のブレーキホースですとブレーキを踏んだ時にブレーキホース内に満たされたブレーキフルードに加わる圧力をブレーキホース自体が膨らんで、吸収してしまうため、ブレーキを踏んだ力がそのままブレーキに伝わるとは限りません。
 
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ステンメッシュホースですとブレーキホース自体が膨らむことがほとんどないので、よりダイレクトなブレーキフィーリングを得られます。

ポルシェ整備 964エンジンオーバーホール クランクケース組付けのチェックとその準備 その3 
2018.07.17

本日もオーバーホール中のエンジンのクランクケース組付けまでの確認と準備作業をご紹介いたします。
下記の写真は、オイルラインの洗浄作業を行っているところです。

 

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ポルシェのエンジンは、スルーボルトの穴がエンジンオイルの通り道となるオイルラインを兼ねているため、
中に溜まったカーボンを丁寧に落としていきます。
 

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エンジンのオーバーホールは、多くの作業時間を個々のパーツの洗浄に割きます。
オーバーホールの作業を大きく区分けいたしますと

【車体からエンジンを取り外後】

分解→【洗浄】→測定

【クランクケース単品】

【洗浄】→点検→加工(接合面などの磨き)→仕上げ→【洗浄】


となり多くの作業時間を【洗浄】に割いていることがお分かりいただけます。

この洗浄こそが、オーバーホール後トラブルなく長くポルシェを乗っていただくための秘訣のひとつです。