新着情報

ポルシェ整備 993 エンジン エア インテークの変形原因 その1   
2018.09.20

本日は、ポルシェ 993のエンジンの診断・修理をご紹介いたします。

ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。
 
ポルシェ 整備


インテークにつきましては、以前にご紹介しましたがエアクリーナーから吸われた空気を密閉された状態でシリンダーヘッドに送り込むものであるため、このよ うに変形してしまうとブーツと変形したインテークの間にできた隙間から余分な空気が入ってしまう恐れがあり、トラブルのもととなります。
 
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考えられる要因としましては「熱による変形」または、「ブーツを締める際に必要以上の力が加わったこと」が考えられます。

明日に続きます。

ポルシェ整備 993 エンジン 遮熱版の修理〜錆止め加工  
2018.09.19

ポルシェ 993のエンジンのキャタライザーをカバーする遮熱版です。

表面に付いた錆を落としていきます。シルバーのキャタライザー遮熱版表面の薄ら黒ずんでいる部分が腐食箇所となります。
 
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チェーンハウジングと同様に遮熱版の表面を磨いて錆を落とし、錆止めを塗ってから塗装を行います。修理と同時に、錆の侵攻を防いで今後もキレイに乗っていただけるよう丁寧に作業を行います。
 
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ポルシェ整備 996 カレラ 足回り・ベアリングの経年劣化の修理・交換    
2018.09.18

引き続き、ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。昨日紹介したバンプラバーの上部、アッパーマウント下に取り付けられているベアリングの交換を行います。
 

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このベアリングがあることによって、ハンドルを切るとアップライトに同調してショックアブソーバー自体が動き、スムーズにハンドルを切ることができます。

ベアリングは、
・中にグリスが入っており、年月が経過すると硬くなってしまう。
・走行中のタイヤハウジング内には非常に多くの塵や埃が舞っており、それがベアリングの中に入る。
ことにより、年月が経つと正常な働きを行えなくなってきます。
 


従いましてショックアブソーバーなど足回りを交換する際には、一緒に交換することが多いパーツです。

ポルシェ整備 996 カレラ 足回り・バンプラバーの経年劣化の修理・交換    
2018.09.17

ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。まずはショックアブソーバーと車体の間に取りつけられているバンプラバーの交換を行います。

 
バンプラバーは、路面の凹凸によってショックアブソーバーが跳ね上げられたとき、車体に底付するのを防止するパーツです。

パンクラバーはゴムでできているため、年月が経過すると硬化・劣化し衝撃を吸収する機能がなくなってきます。劣化したパンクラバーは新品に交換します。
 
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明日に続きます。

ポルシェ整備 993ティプロトニック(AT) トランスミッションの修理  
2018.09.16

ポルシェ 993 AT車 ティプロトニックトランスミッションです。

先日ご紹介したオイルフィルターはこのティプロトニックトランスミッションの下部、金色に輝くオイルパンの中に取り付けられています。
 
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またオイルパンを取り外しました。写真の赤茶色の液体が付いているのがオイルフィルターです。
写真はポルシェ 993ですが、先日ご紹介したポルシェ 964のオイルフィルターと同様のものが取り付けられています。
赤茶色の液体はわずかに残ったATフルード(ミッションオイル)です。

 
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