新着情報

ポルシェ整備 964 合理的に設計されたエンジン その1 
2016.03.16

本日はポルシェ 964の空冷エンジンを通してポルシェのエンジンが

いかに合理的に設計されているか、をご紹介いたします。

写真は、ポルシェ 964のクランクケースへアンカレージボルト(スルーボルト)を通した状態です。
写真を見て頂くとクランクケースとアンカレージボルトの間に隙間があるのが確認できます。

ポルシェ 整備

この隙間はエンジンオイルが流れる個所となります。
もう少し詳しく書くと、ポルシェのエンジンでは、ボルト穴がオイルラインを兼ねているのです。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

下の写真はオイルラインに懐中電灯を当てています。ボルト穴を見ると光が漏れ、
オイルラインとボルト穴が繋がっていることが確認できます。


このようにポルシェのエンジンは、合理的に設計されています。

ポルシェ整備 928 エンジンルーム外のバッテリーの搭載位置  
2016.03.15

昨日のポルシェ カイエンに続きましてポルシェ 928のバッテリー搭載位置をご紹介します。

ポルシェ 928もポルシェ カイエンと同じようにバッテリーはエンジンルームの中に収められておりません。
ポルシェ 928のバッテリー搭載位置は後部の車体下に取り付けられています。写真は車体下部から見たバッテリーケースです。

ポルシェ 整備


ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合の端子は、エンジンルームの中にあります。
写真赤丸部分がプラス端子です。マイナスは端子は設置されておらず、ボディ自体がマイナス端子の役割を果たします。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 カイエンS エンジンルーム外のバッテリーの搭載位置  
2016.03.14

エンジンルーム以外にバッテリーが搭載されている車種とご紹介致します。
通常、バッテリーはエンジンルーム内に収められていることがほとんどです。

本日は、ポルシェ カイエン Sです。
ポルシェ カイエン(全車種)は前列、左側シート下に搭載されています。

ポルシェ 整備


では、ジャンピングやバッテリーに充電が必要になった場合はどうするのでしょうか?
そのため端子がエンジンルームの中にあります。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


写真奥の端子がプラス、手前がマイナスの端子となっています。

ポルシェ整備 996 GT3 エンジン・エアマスセンサーの修理〜動作確認  
2016.03.13

ポルシェ996 GT3エンジンのエアマスセンサーの故障の修理をご紹介いたします。

エアマスセンサーはエンジンへ吸入される空気の量を測るためのセンサーです。

エアマスセンサーが何らかの原因で故障してしまうとコンピュータに正しい吸入空気の量が伝わらず、
エンジンが正常に働かなくなります。

ポルシェ 整備


今回のお客様が持ち込まれたポルシェ996 GT3は

2000~3000回転で加速が鈍くなり、
4000~5000回転に達するとリミッターが効いたようにエンジンが息継ぎをしてしまう

症状が発生しておりました。

ポルシェ 整備


エアマスセンサーを新品に交換した後、コンピュータにパソコンを繋ぎ、
エアマスセンサーとエンジンが正常な動作を行っているかを確認します。

ポルシェ整備 996 カレラ 足回り・ベアリングの経年劣化     
2016.03.12

本日はポルシェ 996 カレラの足回りのベアリング交換をご紹介いたします。


ベアリングは、以前紹介したバンプラバーの上部、アッパーマウントの下に取り付けられています。
このベアリングが取り付けられていることによって、ハンドルを切るとアップライトに一緒にショックアブソーバー自体が動き、
スムーズにハンドルを切ることができます。

ポルシェ 整備

ベアリングの中は、

■グリスが入っており、年月が経過すると硬くなってしまう。
■走行中のタイヤハウジング内には非常に多くの塵や埃が舞っており、それがベアリングの中に入る。

ことにより、年月が経つと正常な働きを行えなくなってきます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


それのよりショックアブソーバーなど足回りを交換する際には、同時に交換することが多いパーツです。