新着情報

ポルシェ整備 多くのポルシェ フューエルタンクキャップの経年劣化       
2016.07.16

ポルシェのどの車種にも必ず付属しているガソリンタンクの給油口キャップです。
写真は車体から取り外して裏側を見た給油口キャップです。黒い部分は密閉性を保つためのゴム製のOリングとなっています。

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Oリングをよく見るとひび割れが確認できます。給油の度に開閉され変形し、
また経年劣化によりゴムが硬化するとこのようにヒビ割れを起こします。
このヒビ割れ部分からガソリン漏れが発生しているポルシェをたまに見かけます。

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ガソリンを満タンにし、キャップを閉めて少し待ったあとまだガソリン臭が残っている場合、
ガソリンが漏れている可能性があります。一度点検されてみてはいかがでしょうか。

ポルシェ整備 993カレラ センターガーニッシュの取付不具合   
2016.07.15

ポルシェ 993 カレラ センターガーニッシュの不具合確認を行います。

センターガーニッシュはリアの左右のライトにある赤いパーツで、バンパーに固定されており、センターガーニッシュが動いてしまうことはありません。




今回のポルシェ 993 カレラはセンターガーニッシュにガタ出ており、手で押すだけで動いてしまう状態でした。
原因を探るとガーニッシュを固定するステーとバンパーとを繋ぐ複数のリベットが抜けかかっていたり、無くなったりしていました。

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本来はしっかりと固定され、動かない部分なので、手で力を入れて動いてしまうようだとこの不具合である可能性があります。

ポルシェ整備 996 カレラ ミッションマウントの経年劣化〜交換    
2016.07.14

ポルシェ 996 カレラのミッションマウントの交換をご紹介します。

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ミッションマウントはトランスミッションを車体に固定するためのパーツで、
振動を緩和させるために内側がゴムで囲われた「ゴムブッシュ」となっております。

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ゴムブッシュのため、経年劣化によりひび割れたり、切れて破損することが多いパーツです。

ミッションマウントのゴムブッシュが切れてしまうと、トランスミッション自体が振動することとなり、
最悪の場合、トランスミッション内のギアの破損してしまう可能性があります。

ポルシェ整備 964 カレラ2 アイドリング時の空気の流れ   
2016.07.13

ポルシェ 964 カレラ2のインテークエアコントロールバルブをご紹介します。

インテークエアコントロールバルブは、昨日ご紹介したスロットルボディと
スロットルボディの上に取り付けられています。

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エンジン内部への空気は、通常は昨日ご紹介したスロットルボディの中を通って送られています。

しかしながら、アクセルをまったく踏んでいない全閉時・・・つまりアイドリング状態等では、
スロットルボディの中にある蓋が閉じられているため、スロットルボディを通じたエンジン内部への
空気の供給はほんとんど行われていないことになります。

空気が送られないとエンジンは動くことはきません。
ですが、アイドリング中もエンジンは回り続けているるため、
いずれかの場所からエンジン内部に空気が送られているということになります。

その役割を果たすのがインテークエアコントロールバルブです。

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アクセル全閉時など負荷がかかった場合、インテークエアコントロールバルブ側に空気が送られます。
インテークエアコントロールバルブはその出力に応じてエンジン内部送る空気の量をコントロールし、
エンジン内部に空気を供給します。

ポルシェ 整備 993 ターボ インタークラーのプレッシャーホースの修理交換 
2016.07.12

ポルシェ 993 ターボのプレッシャーホースの予防整備を行います。

プレッシャーホースはインタークラーからタービンまでを繋ぐターボ搭載車には欠かすことのできないホースで、
走行中、常時高い圧力がかかるパーツです。

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ゴム製のプレッシャーホースは、経年劣化や熱による疲労によってひび割れや切れてしまうことがあり
特にインタークーラーとタービンとの接続部分に発生しやすいトラブルです。ひび割れや切れが発生するとその部分から圧力が抜けてしまい、パワーが出なくなります。

ムラタチューンでは、プレッシャーホースの接続部分の上に熱に強いオレンジ用のホースを巻き付けています。
また固定するためのホースバンドを幅9mmから幅12mmに変更して接地面の面積を増やし力を分散させるようにしております。トラブルを未然に防ぐ、予防整備となります。

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