新着情報

ポルシェの先進的なナビ
2020.01.11

このブログをご覧の皆様は、道案内にカーナビを使用していますか?

スマートフォンでナビを使用したり、音楽を再生することがほとんどかと思います。

そうなると、備え付けのカーナビの必要性に疑問を感じるでしょう。

現行のポルシェ純正ナビは,iPhoneのアプリを使用することができるCarPlayに対応しています。

高い走行性能だけでなく充実した快適装備も備えています。

余談ですが、CarPlayに対応している後付けのカーナビも販売されています。

現状のナビの機能に不足を感じている方は、検討してみてはいかがでしょうか。

ブレーキ・クラッチフルードの劣化-2
2020.01.10

前回の続きです。

仮に沸点が低い液体をブレーキフルードに使用したらどうなるでしょうか?
制動時に発生した熱により、ブレーキフルードが沸騰し、ブレーキの油圧管内に気泡が発生します。液体は圧縮することができませんが、気体は圧縮することができるので、ブレーキペダルを踏み込んでも気泡の部分が圧縮されるだけで、ブレーキのピストンを動かすことができなくなります。
因みに、ブレーキフルードは吸湿性があるため、交換から年数が経つにつれ、水分を含み沸点が低くなり、ベーパーロックが起こり易くなります。
新品のフルードは琥珀色の透明ですが、交換したフルードは写真のように濁った色になります。
 

ブレーキ・クラッチフルードの劣化-1
2020.01.09

ポルシェはブレーキのみならず、クラッチも油圧で作動しています。

普段運転している際、ブレーキやクラッチフルードの劣化を実感することはできませんが、2年以上、交換していない場合は水分を抱合するため沸点が低下し、サーキットを走行した場合、最悪ブレーキが効かなくなります。
ブレーキは車が推進しているエネルギーを、摩擦によって熱エネルギーに変換して速度を減速させる装置です。ブレーキの性能というのは、このエネルギー変換を如何に効率よく行い、熱を放出させるかで決まります。
このとき発生する熱が数百度にも及ぶため、ブレーキフルードには沸点の高い液体が使用されています。また、スポーツ走行の際は、市街地走行と比較して熱的に厳しい条件になりますので、より沸点の高いフルードを使用します。(DOT値により沸点が分類されています)