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911シリーズのインテリアを比較
2020.02.19

991カレラと930ターボのインテリアを比較しました。

最初に目に入るものは、ステアリングです。

991のステアリングは中央にポルシェのエンブレムが取り付けられた円形のホーンパッドが鎮座しており、その周囲に銀色のスポークが取り付けられています。最近の車のステアリングによく取り付けられているナビの操作ボタンなどは無く、歴代911のステアリングはシンプルで、洗練されたデザインです。

それに対して、930ターボのステアリングは長方形のホーンパッドが特徴で、緊急時に鳴らしやすそうな形状をしています。

また、室内全体を見渡すと991は銀色の部品が随所に取り付けられていますが、930は黒で統一されシックな印象を受けます。

991の一見金属にも見える銀色の部品は、樹脂製で表面の塗装によって金属のような光沢を放っています。

塗装技術の進歩や、デザインの流行の変遷が感じ取れます。

 

911シリーズのヘッドライト周り
2020.02.19

白の930ターボと、黒の997GT3のヘッドライト周りを比較してみました。

一目でわかる違いはヘッドライトレンズです。

930ターボはカットレンズが用いられていますが、997GT3のヘッドライトレンズにカットラインは見当たりません。

なぜなら、997GT3のヘッドライトユニットにはプロジェクターヘッドライトが使用されており、赤丸で囲った部品の内部にリフレクターやレンズが搭載されているからです。

そのため、プロジェクターヘッドライトを採用している997GT3は、ヘッドライトユニットにカットラインの無いレンズを用いることができ、さらにユニット内部にリフレクターを装着する必要がないため、デザイン性に富んだ外観になっています。

また、ヘッドライト前方の突起部は、ヘッドライトウォッシャーです。

雪道を走る際に、ヘッドライトに雪が付着すると減光するため視界不良に陥ります。そういった場合、雪や汚れを取り除くために使用します。

特にプロジェクターヘッドライトは発熱量が少ないので、雪が解けにくく、ヘッドライトウォッシャーは必須です。

 

意外と気づかない”パンク”
2020.02.18

車検整備で入庫した車両のパンクを見つけました。

パンクと聞くと「すぐに気づくのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、乗り心地でだけでは気づかないこともあります。

自転車のようにチューブの入ったタイヤの場合、釘などが刺さったら急激に空気が抜けますが、

一般的に車やバイクに用いられているチューブレスタイヤの場合は、釘が刺さっても直ちに空気が抜けにくい特徴があります。

そのため、頻繁にエアチェックを行っている場合であれば、空気圧の変化からパンクに気づくことができますが、

そうでない場合は、目視では変化がわかりにくいので、パンクの発見が遅れます。

こまめなエアチェックや点検が大切です。

 

930 足回りのブッシュ交換
2020.02.07

以前にも紹介した通り、930のサスペンションスプリングはトーションバーが用いられて、当然ブッシュが取り付けられています。

フロントのロアアームのブッシュ交換作業です。
 
 
ブッシュとマウントホルダーを外しました。
 
 
左がマウントホルダー、中央は劣化したブッシュで、右が新品のマウントホルダーです。
ご覧の通り、弾力がなくなり劣化し潰れていることがわかります。
その影響を受け足回りにガタが発生するため、走りが不安定になります。
 

ブリーダーバルブの腐食
2020.02.06

930のブリーダーバルブの腐食を紹介します。

ブリーダーバルブとは、画像中央のことで、ブレーキのエア抜きや、ブレーキフルード交換の際にゴムキャップを外します。劣化からキャップが外れると画像のように腐食します。定期点検で防止することが可能ですから、こまめな点検を心がけましょう。