新着情報

ポルシェ整備 996GT3 コンピュータ使った修理箇所の確認
2014.03.05


ポルシェ996 GT3エンジンのエアマスセンサーの故障の修理をご紹介いたします。

エアマスセンサーはエンジンへ吸入される空気の量を測るためのセンサーです。

ポルシェ 整備


エアマスセンサーが何らかの原因で故障してしまうとコンピュータに正しい吸入空気の量が伝わらず、
エンジンが正常に働かなくなります。

今回のお客様が持ち込まれたポルシェ996 GT3は

2000〜3000回転で加速が鈍くなり、
4000〜5000回転に達するとリミッターが効いたようにエンジンが息継ぎをしてしまう

症状が発生しておりました。

エアマスセンサーを新品に交換した後、コンピュータにパソコンを繋ぎ、
エアマスセンサーとエンジンが正常な動作を行っているかを確認します。

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ポルシェ整備 911 73S 特殊なアイドリングスイッチ
2014.03.03


ポルシェ 911 S 1973の特殊なアイドリングスイッチをご紹介いたします。


アイドリングスイッチはアクセルの開度に合わせ、アクセル全閉の際にスイッチが押される仕組みとなっており、写真のようにインテークに取り付けられています。

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ポルシェ 911 S 1973のアイドリングスイッチは縦5cm×横2cm程の大きさですが、現在のポルシェ 911では同様の働きをするスイッチは「マイクロスイッチ」と呼ばれ、半分以下のサイズになり、非常に小さくコンパクトになっています。

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ポルシェ整備 993 より性能/耐久性の高いブレーキホースへの交換
2014.03.02


ポルシェ 993のブレーキホースの交換をご紹介いたします。

ポルシェ 993はじめ、ポルシェの車には通常はゴムのブレーキホースが取り付けられていますが、ムラタチューンでは、ステンメッシュのホースに交換をオススメしております。

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ステンメッシュのブレーキホースの利点は、ゴム製のブレーキホースに比べ耐久性が高いことがあげられます。

また性能面からも、ゴム製のブレーキホースですとブレーキを踏んだ時にブレーキホース内に満たされたブレーキフルードに加わる圧力をブレーキホース自体が膨らんで、吸収してしまうため、ブレーキを踏んだ力がそのままブレーキに伝わるとは限りません。

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ステンメッシュホースですとブレーキホース自体が膨らむことがほとんどないので、よりダイレクトなブレーキフィーリングを得られます。

ポルシェ整備 964エンジン クランクケース組付けのチェックとその準備 2
2014.03.01

本日もオーバーホール中のエンジンのクランクケース組付けまでの確認と準備作業をご紹介いたします。
下記の写真は、オイルラインの洗浄作業を行っているところです。


ポルシェ 整備


ポルシェのエンジンは、スルーボルトの穴がエンジンオイルの通り道となるオイルラインを兼ねているため、
中に溜まったカーボンを丁寧に落としていきます。

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エンジンのオーバーホールは、多くの作業時間を個々のパーツの洗浄に割きます。
オーバーホールの作業を大きく区分けいたしますと

【車体からエンジンを取り外後】

分解→【洗浄】→測定

【クランクケース単品】

【洗浄】→点検→加工(接合面などの磨き)→仕上げ→【洗浄】


となり多くの作業時間を【洗浄】に割いていることがお分かりいただけます。

この洗浄こそが、オーバーホール後トラブルなく長くポルシェを乗っていただくための秘訣のひとつです。