ポルシェ整備 993ターボ ミッションの修理 その4 2014.10.03
引き続き「ポルシェ 993ターボ ミッションの修理」をご紹介していきます。
ミッションの作動確認までご紹介いたしました。
続いてバラす前の作業としまして、以前ご紹介したピニオンとリングギアのバックラッシュの測定を行います。
バックラッシュはギアとギアのかみ合わせ部分にできるわずかな隙間のことで、これが定められた数値になっていないと力のロスが発生したり、ギアを痛めてしまう原因となります。
バックラッシュを測定したところ、基準値の2倍の数値になっていることがわかりました。
ピニオンまたはリングギア、もしくはその両方が摩耗具合していることがわかります。
明日に続きます。
続いてバラす前の作業としまして、以前ご紹介したピニオンとリングギアのバックラッシュの測定を行います。
バックラッシュはギアとギアのかみ合わせ部分にできるわずかな隙間のことで、これが定められた数値になっていないと力のロスが発生したり、ギアを痛めてしまう原因となります。
バックラッシュを測定したところ、基準値の2倍の数値になっていることがわかりました。
ピニオンまたはリングギア、もしくはその両方が摩耗具合していることがわかります。
明日に続きます。
ポルシェ整備 993ターボ ミッションの修理 その3 2014.10.02
引き続き「ポルシェ 993ターボ ミッションの修理」をご紹介していきます。
フロントケースの取り外しまでご紹介いたしました。
これからトランスミッションをバラシしていく前に必ずミッションの作動確認を行います。
シフトフォークを支持するシャフトを手動で操作し、1速→2速→3速→4速→5速→6速のシフトアップ、
そしてその逆のシフトダウン、バックギアとスムーズに変速可能かどうか確認します。
明日に続きます。
ポルシェ整備 993ターボ ミッションの修理 その2 2014.10.01
昨日に引き続き「ポルシェ 993ターボ ミッションの修理」をご紹介していきます。
昨日はフロントケースの接合面からのオイル漏れまでご紹介いたしました。
トランスミッションのパーツを順番に取り外していく前にトランスミッション内に残ったミッションオイルを抜く必要があります。写真はトランスミッション下部にあるドレーンボルトからミッションオイルを抜いているところです。
溜まったオイルをご覧ください。本来は黄金色をしているはずのミッションオイルが、真っ黒に変色しているのがご確認いただけます。
続いてトランスミッションのケースの内壁の写真をご紹介します。こちらも本来であれば、外壁と同じ銀色の表面をしているはずですが、ミッションオイルと同じように真っ黒に変色しています。
以上のことから、トランスミッションの内部で何らかのトラブルが発生していることがわかります。
明日に続きます。
トランスミッションのパーツを順番に取り外していく前にトランスミッション内に残ったミッションオイルを抜く必要があります。写真はトランスミッション下部にあるドレーンボルトからミッションオイルを抜いているところです。
溜まったオイルをご覧ください。本来は黄金色をしているはずのミッションオイルが、真っ黒に変色しているのがご確認いただけます。
続いてトランスミッションのケースの内壁の写真をご紹介します。こちらも本来であれば、外壁と同じ銀色の表面をしているはずですが、ミッションオイルと同じように真っ黒に変色しています。
以上のことから、トランスミッションの内部で何らかのトラブルが発生していることがわかります。
明日に続きます。