新着情報

ポルシェ整備 964〜997 モデルチェンジでも同様の油圧センサー
2015.04.04

ポルシェのエンジンオイルの油圧計測する油圧センサーをご紹介します。


ポルシェ 整備


この油圧センサーは、ポルシェ964以前から現在のポルシェ997に至るまで、ほぼすべてのポルシェ911に同様の油圧センサーが取り付けられています。

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ポルシェ 964のエンジンの油圧センサーは写真のように、クランクケースに取り付けられています。

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写真の細い穴からセンサー内にエンジンオイルが入ることによって、油圧を計測しています。

ポルシェ整備 996GT3 ドライブシャフトのジョイント その2
2015.04.03

ポルシェ 996 GT3のドライブシャフトジョイント部分です。昨日はドライブシャフトジョイントのハウジングの傷をご紹介しましたが、ハウジング側に傷があるということはボール側にも傷がある場合がほとんどです。今回点検を行ったポルシェ 996 GT3のドライブシャフトのボールを確認してみるとハウジング側と同じように傷が確認できました。




新品の正常なボールと並べて写真を撮りました。傷があるボールは新品のボールに比べて黒ずんでおり、明らかに使い込まれたことがわかります。

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ドライブシャフトジョイント部分は、以前ご紹介したゴム製のブーツでカバーされています。

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ムラタチューンでは、経年劣化によるブーツ交換の際には必ずドライブシャフトジョイントのハウジングとボールの傷の確認も行っております。傷が確認できた場合には、お客様にお知らせと修理のご提案を行い、予防整備に努めています。

ポルシェ整備 996GT3 ドライブシャフトのジョイント その1
2015.04.02

 ポルシェ 996 GT3のドライブシャフトジョイント部分です。ドライブシャフトジョイントの中は上下左右に自由に動くことができるよう、写真のようにハウジングとボールが入った構造になっております。



ドライブシャフトジョイントのハウジング内側を見てみると写真のように傷があることが確認できました。この傷によって、走行中ドライブシャフトからガタガタと異音が発生したり、乗り心地に悪影響を与える場合があります。



明日に続きます。

ポルシェ整備 964カレラ2 ウィンドウウォッシャー液の噴出トラブル 
2015.04.01

本日は、ポルシェ 964 カレラ2 ウインドウウォッシャーのチェックバルブのトラブルをご紹介します。

ウインドウウォッシャーのチェックバルブとは、フロントウインドウやリアウインドウへウォッシャー液を
供給・噴出するバルブのことです。写真はフロントフード側から見たチェックバルブの取り付け箇所です。

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お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2はウインドウウォッシャー液が一部噴出されていないバルブがありました。ウインドウウォッシャーのチェックバルブは、複数の形状がございます。

写真のチェックバルブは、ウインドウォッシャータンクに近い側にあるチェックバルブのためT字型の形状をしており、ここでウインドウに噴出されるウォッシャー液と残りのバルブへ流れるウォッシャー液に分岐されます。

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ウインドウに噴出される側には逆流を防止する装置が付いており、流れが逆流することを防止しています。
この装置になんらかの不具合が発生し、流れをせき止めてしまったため、ウインドウウォッシャー液が噴出されないトラブルが発生しておりました。

ポルシェ整備 996カレラ フロントフードの開閉トラブル
2015.04.24

本日は、ポルシェ 996 カレラのフロントフードが開かなくなるトラブルをご紹介いたします。


フロントフードは、運転席横にあるボタンを押すにモーターに信号が送られ、
モーターがワイヤーが引っ張りフードが開く仕組みとなっております。

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今回お客様が持ち込まれたポルシェ 996 カレラはなんらかのトラブルで、
信号がモーターに送られず、フードが開かなくなっておりました。

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ポルシェにはスイッチでフロントフードが開かなくなったとき、フロントフードを開くため装置
「エマージェンシーワイヤー」が取り付けられています。

車種によってその場所は異なりますが、ポルシェ 996 カレラの場合は、
右フロントのライナーを取り外したところにあります。

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エマージェンシーワイヤーを引っ張ることで、フロントフードが開きました。


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