ポルシェ整備 993 目的別エンジンマウント その2 2015.06.04
昨日に引き続き、ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。
「ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウント」は、鋳物で作られており、レース用車両向けに設けられたパーツです。
またレーシングタイプのエンジンマウントについてはポルシェ純正品以外にも、アルミ製の社外品エンジンマウントなどが発売されております。
なぜ、ポルシェ純正品は鋳物なのか?ここにポルシェ社のこだわりがあります。
エンジンマウントについては・・・
クッション機構の少ないものに変えることによってエンジンの軽快さや加速感は増加します。
しかしながら、クッション機構がないことによってエンジンの振動や音が直接車体に伝わってしまうため、
その分、乗り心地は悪くなります。
好みに合わせたエンジンマウントをお選びいただき、より快適にポルシェをお楽しみください。
ポルシェ整備 993 目的別エンジンマウント その1 2015.06.03
ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。
以前に「ポルシェ 968のエンジンマウント」のブログでもご紹介いたしましたが、エンジンマウントを変えることで、エンジンの軽快さや加速感などまるでエンジンチューニングをしたかのようにフィーリングが変わります。
写真はポルシェ 993 カレラのエンジンマウントです。
シルバーの盛り上がった部分にはショックを吸収するクッション機構となっております。
続いてポルシェ 993 RSのエンジンマウントです。
ショックを吸収するクッション機構が小さなっています。
最後に、ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウントです。
これはリジットマウントと呼ばれ、クッション機構がまったくなく直接車体に取り付けられる形となっております。
明日に続きます。
ポルシェ整備 997 GT2 RS ブレーキ交換から見る特殊なローター構造 その2 2015.06.02
本日も引き続きポルシェ 997 GT2 RSに装着されている特殊なブレーキローターの構造をご紹介致します。
ポルシェ 997 GT2 RSには、「センターロック方式」と呼ばれるタイヤ固定方式が採用されています。
センターロックとは、通常の車で4~6本のボルト・ナットで固定するところを、1個のナットでタイヤをハブに固定する方式のことです。主にレーシングカーなどの素早いタイヤ交換が必要な場合で採用されいるものです。
ブレーキローターは赤いピンでハブに固定されており、ピンを付け替えを行なってブレーキローター交換を交換致しました。