新着情報

ポルシェ整備 996 カレラ アライメント不良によるタイヤ偏摩耗  
2016.03.06

本日は、アライメントの狂いによるタイヤの偏摩耗をご紹介します。
お客様が持ち込まれたポルシェ 996 カレラについていた左リアタイヤを取り外して、写真を撮りました。


ポルシェ 整備

続いてフロントタイヤ(左側)と先程の左リアタイヤ(右側)を並べた写真です。
左リアタイヤの内側(左側)だけが特に減っていることが確認できました。

ポルシェ 整備


これはアライメントがおかしくなっているために、走行中にタイヤが正常に路面に接さず、
タイヤの一部分だけが減ってしまう「内減り」という症状です。

足回りの組み付けが終わったあと、アライメントを正確に取ったうえで新品のタイヤに交換します。

ポルシェ整備 964 カレラ2 マグネシウムの経年劣化による独特のサビ その2
2016.03.05

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。

凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。
粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。


ポルシェ 整備
ポルシェ 整備


このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。

ポルシェ 整備

ポルシェ整備 964 カレラ2 マグネシウムの経年劣化による独特のサビ その1
2016.03.04

ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。

車体からエンジンを取り外しましたところの写真です。チェーンカバーは赤丸の部分となります。
チェーンカバーからオイル漏れしていることが確認できます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


チェーンカバーを取り外しました溝のようになっている部分をご覧ください。
凹凸ができているのをご確認いただけます。この凹凸部分は錆です。


ポルシェ 整備 ポルシェ 整備



チェーンカバーはマグネシウムで製作されているため、鉄などとは異なり、このような錆となります。
凹凸部分の表面を削り取ると粉上になった錆が出てきました。


ポルシェ 整備

ポルシェ整備 996 ターボ 不具合が起きやすいソレノイドバルブ
2016.03.03

ポルシェ 996 ターボのエンジンのトラブルが発生しやすいソレノイドバルブをご紹介いたします。

ソレノイドバルブはターボチャージャーとアクチュエーターを繋ぐパーツです。
写真を見て頂くと接合部に向けて曲っている/変形していることがおわかりいただけます。

ポルシェ 整備



この部分に長期的に負荷ががかかることによって、ソレノイドバルブが切れてしまう症状が
出ているポルシェ 996ターボをよく見かけます。

ポルシェ 整備



ポルシェ996ターボのトラブルが発生しやすい箇所のひとつです。

ポルシェ整備 カイエンターボ チェックエンジンランプ点灯原因   
2016.03.02

本日は、ポルシェ カイエン ターボのオートマチックトランスミッションからのオイル漏れをご紹介致します。

ポルシェ 整備


お客さまが持ち込まれたポルシェ カイエン ターボは、運転席にあるチェックエンジンランプが点灯している状態でした。チェックエンジンランプとは、エンジンに深刻なトラブルが起きた際、ドライバーに警告するためのランプです。

警告ランプが点いた原因を調査しますとオートマチックトランスミッションへ接続されている電気系パーツのコネクタ(カプラ)箇所からオイル漏れしていることがわかりました。


ポルシェ 整備 ポルシェ 整備



オイル漏れの原因は隙間を密封するOリングの劣化です。