新着情報

ポルシェ整備 993ステアリングラック スラントゴムとラックブーツの修理・交換  
2016.04.05

ポルシェ993のステアリングラックです。スラントゴムとラックブーツの交換を行います。


ポルシェ 整備


スラントゴムは、ステアリングを切るとゴム自体が寄れてステアリングを支える支点になる非常に重要なパーツです。スラントゴムが劣化してしまうと異音やステアリングを切った際にハンドルが切りにくくなるなどの症状が発生します。




一方ラックブーツは、オイルで満たされたステアリングラックの中に塵が侵入するのを防止するパーツです。

車体下のこの部分は非常に塵が入りやすく、ラックブーツが劣化してしまうと大量の塵がステアリングラックの中に入り、ステアリングラックを痛めてしまいます。




ステアリングラックは非常に高価なパーツのため、壊れてしまうと修理費が高額になってしまいます。「予防整備」という観点からも早めの交換をおすすめしています。

ポルシェ整備 964エンジン フルオーバーホールの判断ポイント
2016.04.04

ポルシェのエンジンのフルオーバーホールの判断ポイントをご紹介します。
写真は、ポルシェ 964のエンジンです。スルーボルトの隙間からオイル漏れを起こすことが多く、
ここまでの状態ですとエンジンの通常のオーバーホールとなります。

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今回お客様が持ち込まれたポルシェ 964エンジンは多くの走行距離を重ねているため、
コンロッドをひとつ取り外してみて、フルオーバーホールを行う必要があるか判断をいたします。

ポルシェ 整備


コンロッドに取り付けられているコンロッドメタルをご覧ください。傷が付いていることがお分かりいただけます。

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コンロッドメタルに傷があるということは、すなわちエンジンオイルの中に金属片など不純物が混じり、
それがエンジン内部に滞留しているということが判断できます。フルオーバーホールを行うことを判断するポイントの一つです。

ポルシェ整備 964カレラ オーバーホールで最も時間を費やす整備内容 
2016.04.03

本日は、ポルシェ 964 カレラのエンジンのカーボン落としをご紹介いたします。

写真のシリンダーヘッドのポルシェ 964 カレラのエンジンは、
約8万キロもの走行距離を重ねており、表面にカーボンが付き、黒く変色しております。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

カーボン落としは、ひとつひとつ丁寧に磨き、洗浄を重ねる必要があるため、
エンジンのオーバーホールで一番時間がかかる作業となっております。

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ポルシェ整備 964 リアのテンションプレートを通じた足回りの整備   
2016.04.02


ポルシェのアライメント調整を行うテンションプレートをご紹介します。

ポルシェ 964のテンションプレートはリアタイヤの内側、アップライトと車体を繋ぐように取り付けられています。アライメント調整できるようにボルト穴が複数空いているのがご確認いただけます。

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お客様が持ち込まれたポルシェ 964から取り外したテンションプレートです。

ポルシェ 整備


車体側に固定するピローボール部分をご覧ください。ゴム製のダストブーツが劣化してひび割れ、塵が点いていることがお分かり頂けるかと思います。トラブルが発生する可能性が非常に高いのは明らかです。

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テンションプレートは、ピローボール部分だけを交換することはできませんので、テンションプレートごとのアッセンプリー交換となります。しかしながら、テンションプレートは非常に高価なパーツのため、交換が必要な場合はお客様に詳細をご説明を行った上で、テンションプレートの交換を行います。

ポルシェ整備 928 エンジン・アイドリング状態が維持できないトラブル その2 
2016.04.01

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
ポルシェ 928のエンジンルームです。今回、問題があった「スロットルセンサー」は写真のインテークマニホールドの下にあります。したがいましてスロットルセンサーを取り外すためにはインテークマニホールドを取り外す必要があります。

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インテークマニホールドやスロットルセンサーなどを取り外した状態の写真です。


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ムラタチューンではトラブルに直接関係ない箇所であっても、
一旦車体から取り外したパーツは必ず分解・洗浄を行っております。


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明日に続きます。