新着情報

ポルシェ整備 986 ボクスター 給油口のヒンジ不良の修理  
2016.07.05

ポルシェ 986 ボクスター フューエルフラップの修理をご紹介します。

フューエルフラップとは給油口を覆うカバーのことです。
このフューエルフラップの開閉の動きの制御と、給油口が開いた状態で固定するためのヒンジ部分が、
長年開閉を繰り返すことによる経年劣化によって、ひび割れが発生。

同様の症状のポルシェを頻繁に見かけます。



ひび割れが発生すると給油時などの際、フューエルフラップをきちんと固定することができないので、
フューエルフラップが自由に動いしてしまい、ボディに傷をつける恐れがあります。

ポルシェ 整備

走行性能には直接関係のない部分ですが、安価で修理が可能なパーツのため、
ムラタチューンでは、症状を見つけ次第、お客様に修理・交換をおすすめしております。

ポルシェ整備 993 タイロッドの経年劣化の修理  
2016.07.04

タイロッドの経年劣化の症状をご紹介いたします。

以前もご紹介したことのあるタイロッドは、ハンドル操作に合わせてフロントタイヤを左右に動かすために、ステアリングラックからアップライトまでを繋ぐパーツです。

今回お客様の持ち込まれたポルシェ 993のタイロットには、経年劣化による性能低下がみられました。

ポルシェ 整備

まずはタイヤ側にあるゴムダンパーが傷んでいることがご確認いただけます。

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続いて車体側のピロボール部分にもダメージが見られます。

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この2つの症状とも経年劣化によるもので、新品のタイロッドに交換いたしました。

ポルシェ整備 964 エンジン カムハウジングの砂の発生原因
2016.07.03

本日はエンジンのカムハウジングの表面に現れる砂や異物の除去をご紹介いたします。
写真はポルシェ964のエンジンのカムハウジングです。

ポルシェ 整備


表面を拡大した。写真をご覧ください。表面が粉をふいたように灰色に変色していることがわかります。
この灰色の粉上の物体の正体は砂などの異物です。

ポルシェ 整備


エンジン内のパーツになぜ砂?と思われるかもしれません。

エンジンのカムハウジングは鋳型といって型と型を合わせ、そこに金属を流し込んで製作する方法で作られます。
型は繰り返し使用されるため、回数を重ねる度に型の中にある砂が微量ながらエンジンのパーツの中に入ってしまうため、このように砂が発生するのです。

ポルシェ整備 993 ターボ 深刻なトラブルに繋がる恐れのあるドライブシャフトの破損  
2016.07.02

本日は、ポルシェ 993 ターボのドライブシャフト破損の修理をご紹介いたします。

ドライブシャフトは、エンジン・トランスミッションからの動力をタイヤに伝える重要なパーツです。
走行中は常に大きな力を受けているため、消耗品のひとつとなります。

ポルシェ 整備

メンテナンスせず、使用し続けると最悪の場合、シャフトが折れ重大なトラブルにつながります。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

ドライブシャフトは、デフ側(写真左・トランスミッション側)は分解・交換することができますが、ハブ側(写真右・ホイール側)は分解することができないため、ドライブシャフトごとアッセンブリー交換となります。

ポルシェ整備 993 性能別に色分けされた純正ショックアブソーバー  
2016.07.01

ポルシェ 993の足回りのショックアブソーバーの交換をご紹介いたします。

お客様のご希望で、ポルシェ 993のショックアブソーバーをスポーツタイプのものに交換いたします。
このショックアブソーバーは「オプションコード M-030」と呼ばれるスペシャルシャーシに搭載されるショックアブソーバーで、ポルシェ純正スポーツショックアブソーバーです。

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写真はノーマルと並べたところです。左側がノーマル、右側の赤いものがスポーツタイプのショックアブソーバーです。色で区別されていて一目で区別がつくようになっています。

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続いての写真はショックアブソーバーに取り付けられるコイルスプリングです。

ポルシェ 整備

左側がノーマル、右側が今回のスポーツタイプに取り付けるコイルスプリングです。
スポーツタイプのコイルスプリングは車高落とすために上部が細く、下部が太くなっています。

これはコイルスプリングの遊びを減らすために長さを保ちつつも、車高を落とすためのポルシェ社の工夫のひとつです。