新着情報

ポルシェ整備 964/993 外からでは気づきにくいパーキングブレーキの減り      
2017.11.05

本日はパーキングブレーキ(サイドブレーキ)の減りについてご紹介いたします。

特にポルシェ 964やポルシェ 993近頃、件数が多くなってきたトラブルのひとつです。

パーキングブレーキを引いた際に

■異音がする
■効きが悪い
■引き白が多い

といったような症状が出ている場合は、パーキングブレーキがすり減っていると考えられます。

パーキングブレーキの減りは外からはチェックすることができないため、どの程度減っているのかすぐに確認することができません。
上記の症状が出ているお客様は、一度点検に出されてはいかがでしょうか。


ムラタチューンでパーキングブレーキを交換されたお客様の写真をご紹介いたします。

パーキングブレーキのブレーキシューです。
このブレーキシューがブレーキローターの内側に接触することで、ブレーキがかかります。

写真をご覧いただくと表面が劣化し、ヒビ割れているのがお分かりいただけます。
 
ポルシェ 整備


次に左右のブレーキシューを並べた写真です。
先程のブレーキシューは劣化しているものの、まだシューが残っておりましたが、もう片方はシューが完全になくなってしまっております。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

またブレーキシューが無くなっていた方のブレーキローターの写真です。
接触面が削れて傷があることがお分かりいただけます。
 
ポルシェ 整備

ポルシェ整備 FRポルシェ 968/928のエンジン比較        
2017.11.04

 

 
共にフロントエンジンにエンジンが搭載され、リアタイヤが駆動するFRポルシェ「ポルシェ 968」と「ポルシェ 928」のエンジン比較をご紹介いたします。

写真は、「ポルシェ 928」のエンジンフードを開けたところです。8つの気筒を持ったV8エンジンが搭載されています。
 
ポルシェ 整備

一方の「ポルシェ 968」には直列4気筒エンジンが搭載されています。
 
ポルシェ 整備


直列4気筒という名称のエンジンですが、写真からもお分かり頂けるように実際には垂直ではなく気筒が若干傾いて搭載されています。
 
ポルシェ 整備

このことから「ポルシェ 928」に搭載されているV8エンジンを半分に切って、「ポルシェ 968」に搭載しているんではないか?という話もよく聞かれますが、実際には、両車のエンジンはまったく別のものとなり構成するパーツもほとんど同じものはありません。

ポルシェ整備 996・ターボ エンジントラブルが発生しやすい箇所の紹介    
2017.11.03

ポルシェ 996 ターボのエンジンのトラブルが発生しやすいソレノイドバルブをご紹介いたします。


ソレノイドバルブはターボチャージャーとアクチュエーターを繋ぐパーツです。
写真を見て頂くと接合部に向けて曲っている/変形していることがおわかりいただけます。
 
ポルシェ 整備



この部分に長期的に負荷ががかかることによって、ソレノイドバルブが切れてしまう症状が
出ているポルシェ 996ターボをよく見かけます。
 
ポルシェ 整備



ポルシェ996ターボのトラブルが発生しやすい箇所のひとつです。

ポルシェ整備 996・カレラ アライメント不良によるタイヤの内減り      
2017.11.02

ポルシェ 996 カレラのタイヤの内減りをご紹介します。

 
タイヤを取り外すと他のタイヤに比べて、左リアタイヤの内側が特に減っていることが確認できました。
 
ポルシェ 整備


これはアライメントがおかしくなっているために、走行中にタイヤが正常に路面に接さず、
タイヤの一部分だけが減ってしまう「内減り」という症状です。
 
ポルシェ 整備


足回りの組み付けが終わったあと、アライメントを正確に取ったうえで新品のタイヤに交換します。

ポルシェ整備 993・エンジン チェーンハウジング腐食カ所の修理     
2017.11.01

ポルシェ 993エンジンのチェーンハウジングの腐食箇所の修理を行います。チェーンハウジングは、マグネシウムでできているため、腐食箇所は他の場所とは異なり写真のように白く変色します。この部分からエンジンオイルの漏れ等が発生します。

 
ポルシェ 整備


修理はチェーンハウジングとチェーンカバーの間のパッキンカバーとシーリングを丁寧にはがした後、表面を磨いて錆止めを塗り、再びシーリング・パッキンカバーを取り付けます。その際、ゴム製のパッキンカバーは新品に交換します。
 
ポルシェ 整備


明日に続きます。