新着情報

ポルシェ整備 964 カレラ2 ブローバイホースの経年劣化  
2018.09.05

ポルシェ 964 カレラ 2 ブローバイホースの劣化の修理をご紹介いたします。

ブローバイホースとは以前にご紹介したブローバイガスの圧力を一定に保つための「ブローバイバルブ」 から右リアタイヤ前にあるオイルタンクまでを繋いでいるホースのことです。
 
ポルシェ 整備

ブローバイホースはゴム製のパーツのため、経年劣化によって亀裂が入り、オイル漏れ等が起こりやすい場所です。
劣化したブローバイホースは新品に交換いたします。

ポルシェ整備 964 カレラ リアのアッパーマウントの経年劣化 
2018.09.04

ポルシェ 964のリアサスペンションを取り付けるアッパーマウントの経年劣化です。

リアのアッパーマウントは、フロントのアッパーマウントに比べるとステアリングを切ることがないため、負担が小さいパーツです。
 
ポルシェ 整備


ですが、ポルシェ964は最初のモデルが発売開始されてから約27年経過しているため、
経年劣化によってアッパーマウントが切れる症状が多く発生しています。
またポルシェ964の次のモデルであるポルシェ993にも同様の症状が見られます。
 
ポルシェ 整備


ムラタチューンでは点検の際、必ずこの部分の確認を行っており、
症状が見つかれば交換をお勧めしております。

ポルシェ整備 993 長期間、エンジンをかけないことによる不具合の症例   
2018.09.03

本日は、あまりポルシェに乗らなかったことによるエンジンの虫食いをご紹介いたします。


写真は、お客様が持ち込まれたポルシェ993のエンジンのロッカーシャフトとロッカーアームを見たところです。
取り外してカムシャフトを見ると表面に大きな傷があることが確認できました。
 
ポルシェ 整備


これは「虫食い」と呼ばれるトラブルで、エンジンを十分に動かしていなかったために、
カムシャフトの表面からオイルコーティングが取れ、表面が腐食してしまいます。


カムシャフトは磨くことができませんので、新品に交換しました。
このようにポルシェは適度にエンジンをかけ、走行してあげることも長くトラブルなく乗る秘訣の一つです。

ポルシェ整備 996 GT2 ブレーキ キャリパーのオーバーホール        
2018.09.02

本日は、ポルシェ 996 GT2のブレーキキャリパーのオーバーホールをご紹介します。

レーシングタイプのポルシェ 996 GT2 ブレーキキャリパーはキャリパーピストンが6個付いた6ポッドのブレーキとなっております。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


キャリパーピストンを一つずつ取り外し、新品のキャリパーピストンに交換します。
 
ポルシェ 整備 ポルシェ 整備
ポルシェ 整備


ブレーキキャリパーの交換は通常はキャリパーごとの、アッセンブリー交換となりますが、
ムラタチューンではこのようにオーバーホールを行っております。

ポルシェ整備 996 GT2 トランスミッションの変速不具合の原因 その16    
2018.09.01

本日も引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションの組み付け作業を行っていきます。
引き続き、ポルシェ 996 GT2 トランスミッションのギアチェンジの仕組みを紹介します。
 

ポルシェ 整備



センターケースを取り付けた後の写真です。
トランスミッションの外側にレバーがふたつあるのがご確認いただけるかと思います。

 

ポルシェ 整備




これはシフトフォークを動かすレバーで、昨日ご紹介したセレクターレバーシャフトに繋がっています。
また運転席にあるシフトレバーにも繋がっており、シフトチェンジが行われます。

従いましてギアチェンジの一連の仕組みは

【シフトレバーでギアチェンジを行う】

【シフトフォークを動かすレバーが動く】

【セレクターレバーシャフトが回転もしくは前後に動き、ギアが変わる】

となります。