新着情報

ポルシェ整備 996 GT3 オイル漏れ修理:クランクシャフトシール その1    
2018.10.05

ポルシェ 996 GT3のオイル漏れの修理を行います。まずは、クランクシャフトシールからのオイル漏れ修理。

ポルシェ 996 GT3の車体下から覗き込むとエンジンとトランスミッションのつなぎ目周辺にエンジンオイルが付着しており、ここからエンジンオイルが漏れていることが確認できます。
 
 


トランスミッションやフライホイールを取り外しました。写真のオレンジ色のパーツがクランクシャフトシールです。
この部分からクランクケース内部のエンジンオイルが漏れ、フライホイールを伝わって外に漏れ出します。
 
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次につづきます。

ポルシェ整備 993 エンジン マウントの違いによるエンジンフィーリングの変化 その2    
2018.10.04

昨日に引き続き、ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。
 


「ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウント」は、鋳物で作られており、レース用車両向けに設けられたパーツです。
 
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またレーシングタイプのエンジンマウントについてはポルシェ純正品以外にも、アルミ製の社外品エンジンマウントなどが発売されております。

なぜ、ポルシェ純正品は鋳物なのか?ここにポルシェ社のこだわりがあります。


エンジンマウントについては・・・
クッション機構の少ないものに変えることによってエンジンの軽快さや加速感は増加します。
しかしながら、クッション機構がないことによってエンジンの振動や音が直接車体に伝わってしまうため、
その分、乗り心地は悪くなります。

好みに合わせたエンジンマウントをお選びいただき、より快適にポルシェをお楽しみください。

ポルシェ整備 993 エンジン マウントの違いによるエンジンフィーリングの変化 その1    
2018.10.03

ポルシェ 993のエンジンマウントの違いをご紹介いたします。


以前に「ポルシェ 968のエンジンマウント 」のブログでもご紹介いたしましたが、エンジンマウントを変えることで、エンジンの軽快さや加速感などまるでエンジンチューニングをしたかのようにフィーリングが変わります。

写真はポルシェ 993 カレラのエンジンマウントです。
シルバーの盛り上がった部分にはショックを吸収するクッション機構となっております。
 
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続いてポルシェ 993 RSのエンジンマウントです。
ショックを吸収するクッション機構が小さなっています。
 
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最後に、ポルシェ社純正のレーシングタイプのエンジンマウントです。
これはリジットマウントと呼ばれ、クッション機構がまったくなく直接車体に取り付けられる形となっております。
 
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明日に続きます。

ポルシェ整備 996 足回り ベアリング経年劣化〜交換     
2018.10.02

ポルシェ 996 カレラの足回りの修理を行っていきます。昨日紹介したバンプラバーの上部、アッパーマウント下に取り付けられているベアリングの交換を行います。
 
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このベアリングがあることによって、ハンドルを切るとアップライトに同調してショックアブソーバー自体が動き、スムーズにハンドルを切ることができます。

ベアリングは、
・中にグリスが入っており、年月が経過すると硬くなってしまう。
・走行中のタイヤハウジング内には非常に多くの塵や埃が舞っており、それがベアリングの中に入る。
ことにより、年月が経つと正常な働きを行えなくなってきます。
 
従いましてショックアブソーバーなど足回りを交換する際には、一緒に交換することが多いパーツです。

ポルシェ整備 993 カレラ ホーンが鳴り止まない症状の原因
2018.10.01

ポルシェ 993 カレラSのホーンが鳴り続けるトラブルです。

今回お客様が持ち込まれたポルシェ 993 カレラSは一度ホーンを鳴らすと音が鳴りやまなかったり、
症状が酷い場合は、ホーンを押していないにも関わらず車の振動で音が鳴るような状態になっておりました。
 
ポルシェ 整備


ハンドルを開けて原因を探ったところ、ハンドルの中にある「ホーンパッドプレート」が原因であることがわかりました。ホーンパッドプレートはエアバック付のポルシェにあり、写真のようにハンドルの中に取り付けられています。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


ホーンパッドプレートを裏返して写真を撮りました。
ハンドルに固定される部分がゴムブッシュになっており、ハンドルを押すとホーンパッドプレートが奥に向かって押し込まれ、裏側に付いた電極と車体側についた電極が触れ合って、ホーンが鳴る仕組みとなっております。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


今回のポルシェ 993 カレラSはゴムブッシュの部分が劣化しており、ちょっとした振動で電極同士が触れ合う状態になっておりました。
エアバック付の車で、同様の症状がみられる場合はホーンパッドプレートのトラブルの可能性が高いと思われます。一度点検に出されてみてはいかがでしょうか。