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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 221
2010.07.17

「ニュルブルクリンク」グランプリコースのストレートを見渡せるモダンな部屋で、ワインとビールを飲みながら、豪華な昼食を済ませ夜間のレース観戦に備えました。広々とした部屋が3区画あり、それぞれ嗜好を凝らした食事と飲み物が用意されていて、エキゾスト音も外気温もシャットアウトされていますから、ガラス越しに外を見なければ、ここが「ニュルブルクリンク」とは思えない雰囲気と環境です。

高カロリーの食事とアルコールで昼食をとりましたから、後はできる限り歩くことに専念しました。グランプリコースに向い階段の登り、降りを繰り返し人垣を掻き分け、トップグループのスターティンググリットが表示されているプラカードを目標に歩きました。右写真、中央、今はオブジェと化したジェットコースター左、グランドスタンドの白いカバーが掛かった区画はニッサンの占有するシートです。4、5人居るだけですが、その他のシートは既に一杯で、立ち見席も手摺に寄りかかるように人、人で立錐の余地もありません。
張り出した庇の下のガラス張りが「レースクラブ」で手前のシートは、レースクラブ専用ですが観戦者は一人も居ません。

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グランプリコースのスターティンググリットは観戦者で一杯です。どこに、これだけの人がいたのか不思議です。オブジェのジェットコースターの先に聳え立つグランドスタンドの中間ぐらいがトップグループのグリットです。そこまで人混みの中をひたすら進みます。ダウンジャケツトを着て人を避けながら歩くと程よい運動になります。トップ集団のグリットに到着しました。観戦者もレースメカニックも皆コートを羽織り防寒対策は、東京の真冬並です。陽光は暖かく最高のレース日和となりました。

「ムラタチューン」から参戦する3名のメカニックの時差を感じさせない元気な様子を見て安心しました。日本に比べやはり寒いのでしょう。2人がチャックを上げ襟を立てているスナップです。

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「マンタイレーシング」ゼッケン1 「ポルシェ997GT3R」リアの牽引フックには「PS9」のカテゴリーで唯一25kg余分のウェイトが課せられています。昨年に引き続き強い「マンタイレーシング」には常にハンディキャップが課せられます。

マルセル・ティーマンさんがドライバーズシートに座った頃フォーメーションラップ開始30分前のスナップです。オラフ・マンタイさんの手には、プラスティック製の25kg鉄球と太いチェーンが握られています。このレベルのウェイトは問題にしていないともとれます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 220
2010.07.16

5月15日(土)決勝の日は、昼食を兼ねて「ニュルブルクリンク」に入りました。いつもの駐車場からホールを経てレース場内に入ります。観客席にたどり着くまで2回、写真左のゲートパスを提示します。
「ニュルブルクリンク24時間レースクラブ」へは、右のゲートパスを提示して入室します。

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グランプリコース、ストレートのピット反対側最上階に昨年新設された大規模なVIPルームが「24時間レースクラブ」です。大きく3ブロックに分けられ中央部の区画に受付カウンターがあります。写真右の右、ゲートパス裏面に記された番号を名簿と照合の上、氏名を確認しブレスレットを付けてもらい、やっと室内がかないました。

真っ先に目に付いたのはフリードリンクのカウンターです。日本酒はありませんが、全てのアルコールとソフトドリンクが揃っています。広い空間にはまばらに人がいるだけで、人ごとながら採算は? などと考えてしまうのは、昨年の12月2日のことがあるからでしょうか。関連の詳細は「ポルシェパラノイア90・94」に掲載しています。

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コックにカメラを向けたらすぐこんなポーズをとってくれました。なかなかの役者で博学です。摘んで見せてくれたのが、何と「カイエン」です。一昨日のブログはPORSCHE 「CARRERA」 について掲載しましたが、今日は「Cayenne」について少し触れます。唐辛子を総称で「カイエンペッパー」と言うそうで、粉末か、否かに関わらず「Cayenne Pepper」と呼ぶそうです。お陰でその後の24時間に及ぶレース中、ここを訪れると何くれとなく気遣ってくれたのは嬉しかったです。

グランプリコース反対側は、ガラス越しにホール下の通路が見渡せます。
ポルシェ全車種のニューモデルが展示され、観戦者の目を楽しませています。ここでポルシェのピンバッチやフラッグ、タブレットケース入りのフリスクなどを豪華に配布していました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 219
2010.07.15

2010年第38回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」決勝日は、霧の中で朝を迎えました。天気予報では昼から晴れ。8時の時点で気温は13℃、霧、無風、路面は濡れています。昨夜20時少し前にイタリアンレストラン La Lanterna に到着した「マンタイモータースジャパン」と「ムラタチューン」の両社長が加わり、9名全員が揃いました。「マンタイレーシング」が、5連覇の目標に向け始動する記念すべき朝です。

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15時のスタートを前に12時、ホテルから「ニュルブルクリンク」方面を眺めました。雲の切れ間から青空が見え始め気温は17℃まで上がり、昨日までの低温は脱しました。春、5月の太陽の下で牧草の緑は絨毯を引きつめたような美しさです。アウトバーン48号線の ulmen から「ニュルブルクリンク」に向う途中の田園風景です。ドイツの田舎も日本と同様に集落のはずれには、道祖神の祠のようにキリスト像が祀られています。白樺の木の下、白壁がその祠です。
天候が良ければ、今この時期が最も良い美しい季節だと良くヨーロッパの人は言いますが、晩秋から曇天が続き午後4時頃から暗くなり、朝8時になっても暗闇の季節から抜け出した5月がいかに素晴らしい季節か、何となしに理解できます。

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「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」決勝日ともなれば、普段は人もまばらなサーキット周辺はご覧の通り観戦者の車輌が数珠つなぎとなり、まだ工事の続けられているロータリーでは駐車場に入る車で渋滞しています。しかし、いくらドイツが車社会とは言え、歩道を歩く人があまりにも少なすぎます。駐車場から歩道橋を渡りレース場に入ってしまうのでしょうか。

イベントホールとアミューズメントホールを結ぶ中間点にロータリーがありバス停と駐車場入口、そしてレース場内入口が設けられ今日ばかりは沢山の観戦者で賑わっています。これから世界一の難コースで始まる息を呑むレースが観戦できると言う期待感とモータースポーツの歴史とその思いがここに集まる人たちの間から、ひしひしと伝わってきます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 218
2010.07.14

「ポルシェパラノイア211」に「PORSCHE CARRERA 911」をもじった内容で、イベントホールで出会ったコスチュームプレイの男性と野生的な女性のことを書きました。それは明らかにPORSCHE 「CARRERA」 とは違うイメージでしたが、その正体はホール入口を入った左側に「ニュルブルク24時間耐久レース」の期間中のみ営業をするアーケードゲームいわゆるゲームセンターのPRでした。若い男性が「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」のモニターに向って懸命にブレーキとアクセルを操作している姿は、お国は違っても共通点を感じさせます。

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ホール内を移動中にいつもお世話になるニュルブルクリンクのレントレスカーのオーナーとお会いしました。レース期間中は営業ができませんから、予選を観戦に来たそうです。「ニュルブルク24時間耐久レース」は参戦しないが「ニュルブルク耐久レース」VLNは毎回参戦していることは聞いていましたが、やはりレースが好きなのが体からほとばしっているのが読み取れます。

予選の観戦を中断してピットからホールへ戻るとADACのペーター・マイヤー社長とご一緒のWIGE MEDIA AG のペーター・ガイセッカー社長(中央)とお会いしました。DVDデータ提供のお礼と今年の「ニュルブルク24時間耐久レース」の無事故と成功の挨拶を交わ再会を約しました。

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今夕、フランクフルト空港に「マンタイモータースジャパン」と「ムラタチューン」の社長が到着し、いつも行き着けのイタリアンレストラン La Lanterna で落ち合う予定となっているので一旦ホテルに戻りました。

予選を終了したウォルフガング・カウフマンさんと La Lanterna でお会いした模様は6月26日の「ポルシェパラノイア201」に続いていきます。

予選を無事に終え明日の本戦を前に夕食を楽しんでいます。
ここにお揃いの皆さんの最高の笑みご覧下さい。

明日5月15日(土)15時にスタートする24時間に及ぶ戦いを前に。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 217
2010.07.13

第28回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」初日5月14日(金)13時、ウェットコースのなか予選が始まりました。参加登録台数250台、タイムトライアルの時間帯が集中し、且つ参加車輌の速度域に大きな開きがあり、早い車はなかなか思い通りのタイムが出ません。一旦ピットに戻りタイムアタックのチャンスを待ちます。ゼッケン88「HARIBO」「ポルシェ997CupS」は、この間に給油をして待機を続けます。

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ウォルフガング・カウフマンさんの乗るゼッケン22「ダッチバイパー」の前方に「ニュルブルリンク24時間耐久レース」のスポンサーであるファルケンタイアのゼッケン64 ニッサン370ZGT4が、コースインしてきます。2001年にニッサンスカイラインGTRで木下隆之さんが初参加していますが、「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」でポルシェと最速タイムを競い合い、当時雑誌をにぎわせた現行のGTRは、どうしてか1台も参戦していないのは、なぜか不思議で寂しいです。

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2回目のタイムアタックのスタートを切ったゼッケン8「HARIBO」「ポルシェ997GT3R」です。時を同じく、ゼッケン88「HARIBO」「ポルシェ997CupS」もスタートしました。「マンタイレーシング」「HARIBO ポルシェ997」は、2台が編隊走行で第1コーナーに突入していきます。

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カーブからの立ち上がり各車美しいラインで走り抜けていきます。
滑り易いビットカーブから直線に入り、ハッヅンバッハカーブに向うゼッケン8「HARIBO」「ポルシェ997GT3R」です。グランプリコースは完全なドライになりましたが、今年の第3回「ニュルブルクリンク耐久レース」VLNで死亡事故が発生し、ニキ・ダウラが事故を起こしたノルドシュライフェ11㎞ポスト、ベルグヴェルク周辺、15㎞地点ウィパーマン等、至る所に事故の危険が潜んでいます。

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ゼッケン8「HARIBO」「ポルシェ997GT3R」とゼッケン88「HARIBO」「ポルシェ997CupS」 2台の「マンタイレーシング」からの参戦車輌がグランプリコースのストレートを澄んだ排気音を残して瞬時に通過していきます。
明日の決勝のスターティンググリットは、満足いくポジションを確保したでしょうか。

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